
ちょうど今の季節にぴったりの色紙を掲げてみた。杉山平一さんの「ストーブ」から。ストーブの絵入り。以下は全詩集による全文(「今に」と「を」がある)。『夜学生』(第一芸文社、一九四三年)に収録されている。
行く道は次々にふさがり
僕の胸は暗い石炭で一杯だ
けれども燃えるぞ
今に声をあげて燃えるぞ

新詩集『希望』(編集工房ノア、二〇一一年)を紹介する朝日新聞の記事(二〇一一年一一月二七日)。「90歳で死ぬと思っていたのに、97歳になっても詩を書いている。自分でもびっくりしますなあ」

このストーブ色紙を求めたのは昨年の下鴨でのこと。汗が吹き出すような暑さのなかで、燃えたぞ、燃えたぞ。額縁も付いていた。ところがプラスチックでできた安物だった。あまりにみすぼらしいので色紙を囲むマットの部分にペーパーバックの反故紙でコラージュを施した。少しはましになった。
ついでながら写真に写っている左上はトポールがパリの美術学校で開いた回顧展のポスター(一九八六年)。隣は紹介済みの生田耕作ホゴ原稿。その下はフロベール『聖アントワーヌの誘惑』のルドンによる挿絵をポスターにしたもの。