読者の「権」さんよりパリで古本屋を巡りましたといううらやましいメールと写真を頂戴したので、その一部を紹介したい。以下は権さんのメールより。写真番号は省略した。
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9月頭にパリで過ごしてまいりました。Shakespeare & Co. です。メトロの St-Michel で降りて、なんとなくセーヌ河畔をノートルダムが見える方へ歩いていったら、開店少し前に無事到着しました。

City Lights の姉妹店なんですね。

2階へ続く階段ですが、ご覧のようにここにも書棚があつらえられていました。2階は児童書があったほか、閲覧可の非売品図書が並んでいました。

「見知らぬ者にもつれなくするな。変装した天使かもしれないから」という例のフレーズ。George Whitman の肖像画も見えます。総じて言えば、実際に買いたい本が見つかるかどうかは別として、見て回るのが楽しい店でした。
林さんからご教示いただいた Librairie Henri Vignes です。なるほど、ここはいいですね。店先の均一棚もこの通り盛況でした。店主も好人物。すてきなカタログをいただきました。ここでは買い物がけっこうありました。
次は今回わたしが滞在していたモンパルナスにある店です。Librairie L'Âme et le rêve 、この店はたまたま La Rotonde の周辺をぶらついていたときに見つけました。店主に聞いたところ、開店してまだ7年とのことでしたが、かなり充実した品揃えの店でした。なんでも André Breton の旧蔵書もまとまった量を仕入れたのだとか。
Tschann Libraire です。Céline や Beckett が常連だったという店だけあって、質量ともに文芸書が充実していました。
日曜日だったので、セーヌ河畔のブキニストをひやかすことにした際のものです。これはいいもんですねえ。なごみます。
パリで暮らす友人に勧められて訪れたサン・ポールの店を訪ねる際に通りすがった小さな古本屋。二枚目右奥に写っている白髪頭の老人が店主。気持ちよさそうに眠っていたので、邪魔せずそのまま通過しました。
以下二枚が、このときのお目当てだった Librairie Michèle Ignazi です。さすがに文芸書が充実していました。Tschannといい勝負といったところでしょうか。ここにも地元の詩人や作家がよく立ち寄るのだそうです。ちなみに街としてもサン・ポールのこのあたりは街路の雰囲気がよく、印象に残りました。
Galerie Vivienne です。ここにはかの Librairie Jousseaume があるので。

――とまあ、ぜんぶではありませんがだいたいこんな具合で楽しみました。写真ではあまりわからないかもしれませんが、日本ほどではないにしろ、パリもけっこう暑かったです。また行ってみたいなあ……
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権さんのメールに登場した本屋のおおざっぱな位置関係を略図にしてみた。ムラムラと古本歩きがしたくなってきた。フッハー(鼻息)!