
昨日の肖像写真はトーマス・エディソンである。ニューヨークのアンダーソン写真館で撮影され、「アンブレラ」のフラーリッシュ(装飾)付き自筆サインが入っている。

この目録の目玉のひとつがアーネスト・ヘミングウェイの新発見を含む草稿・書翰類、十六ロット。これはヘミングウェイが自分でも気に入っていた作品のひとつという「The Light of the World」の原稿。二十四枚。一九三二年。解説を読むと、内容が生々し過ぎて編集者の受けは良くなかったようだが、作者は「モーパッサンの『テリエ館』よりずっといい」と信じていたとか。ヘミングウェイの自筆原稿はほとんどすべてケネディ図書館をはじめとして公的機関に納まっており、こんな原稿が出てくることはもうないだろう……なんて書いてある。
ちょっと驚いたのがこの手紙。奇妙に装飾的な筆蹟だ。さあ、誰でしょう?

ジョージア・オキーフです。自筆書翰五十四通(一九五〇〜六一年)。すべてメトロポリタン美術館の極東美術担当の学芸員アラン・リード・プリースト(Alan Reed Priest)宛。引用されている文章には「欧米人はどうして絵画を重要なものと考えるのでしょう? わたしはそうではありませんが、ほとんどの人はそうです。わたしにはそう思えないくらい身近なものにちがいありません。たいていの人はどうして重要なのか分かりさえしないで、重要だと信じ込んでいます……」あるいは「わたしは絵を描きます、人生のように」などの言葉があるそうだ(訳はてきとう)。