
石神井書林古書目録ではシュルレアリスム関係の本のことしか取り上げなかったが、何人かの方のブログで高祖保『禽のゐる五分間写生』(月曜発行所、一九四一年)が話題になっていた。
高祖保の第2詩集『禽のゐる五分間写生』を見つけたときには、たまげた。
http://d.hatena.ne.jp/uroburo/20110609/p1
以前このブログでも紹介した龜鳴屋『高祖保書簡集』にも言及がある。
http://sumus.exblog.jp/8809944
石神井さんの目録解説から引用。
《月曜発行所(井上多喜三郎)。本文20頁、緑色の本文用紙を使用。表紙には少年の挿絵を貼り付ける装釘。自身も詩人であった井上多喜三郎は、同時に優れた個人出版(プライヴェートプレス)の担い手でもあった。高祖保との友情は厚く、『高祖保書簡集』(平20)には、この瀟酒な小詩集が販売を目的としたものでなく、友情の証として生まれたことが記されている。保存良好。見ることのない稀本。》
なおシュルレアリスム関係の本はどうやら評論家で詩人のT氏所蔵本が市場に出たらしい。それならばあの質には納得である。