新潟の町歩きマップを絵屋さんが送ってくださったので、あれこれ眺める。新潟は三度目。洲之内徹の関係で知り合った大倉宏さんが熱心に美術関係の活動を続けておられるのだ。まあ、どこへ行っても、名所旧蹟をチェックして巡るというのは性に合わないので、訪れたいところを一、二ケ所決めて、あとは行き当たりばったり、という方式。だから後でホゾを噛むこともしばしば。
新潟の文豪といえば会津八一と坂口安吾。ともに記念館がある。「にいがた文学まち歩きマップ」には詩碑や歌碑、句碑などの一覧が載っているが、なかなか多彩のようだ。新発田生れの蕗谷虹児の「花嫁人形碑」とか、北原白秋の「砂山」の碑(新潟の寄居浜を見て作詞したという)、また虚子をはじめホトトギスの俳人の碑も少なくない。芭蕉にいたっては県内に六十五基ほども句碑が作られているそうだ。残念ながら先日話題にした安吾の父親
「阪口五峰」の碑は出ていないが、兄の坂口献吉の詩碑はある。そして『新年』の市島三千雄、ちょうど「
詩誌「新年」と新潟の4人の集まり展」が見られそうだ。吉井勇の歌碑より。
雪降らば ゆかむと君に ちかひたる
その新潟に 雪降るといふ
調べてみると、新潟は人材豊富。先日言及した
小林虎三郎もそうだし、
石塚友二(北蒲原郡)は何度も取り上げている好みの作家、俳人。
北一輝も佐渡の出。他にも前島密(上越市)、吉田東伍(北蒲原郡)、小川未明(上越市)、相馬御風(糸魚川市)、諸橋轍次(南蒲原郡)、林不忘(佐渡郡)、青野季吉、小田嶽夫(上越市)、山岡荘八(北魚沼郡)、宮柊二(北魚沼郡)、西脇順三郎(小千谷市)、亀倉雄策(西蒲原郡)、横山操(西蒲原郡)、土田麦僊、会田誠、黒井健、前川國男、牛腸茂雄、山本五十六、斎藤美奈子、ジャイアント馬場も。そうそう、良寛さんを忘れてはいけないし、書家の巻菱湖も新潟の人。反町茂雄も長岡の生れだった。
古本屋はどうか? 以前は文求堂といういい本屋があったが、今はネット専門になっているようだ。その近くの学生書房はまだやっているらしい。佐久間書房も開いているのか。ちょっと離れたところにサン・ブックス。あとは「ブ」。