Makino 氏より「天満屋書籍部」のレッテルを頂戴した(写真左上)。以前にも「
南天堂書房」をいただいており、重ね重ね御礼申し上げます。本を開いた形をデザインしたレッテルは数々あるが、これも力作と思う。
《尾道の古書店から通販で買った黒田亮『朝鮮舊書考』(岩波、昭和15年、定価3円60銭)にはってあったレッテルです。左書きですから、戦後のものでしょう。天満屋でパートの岡山店か広島店かわかりませんが、どちらかだと思います。小生の子供のころは、ナンバの高島屋2階、電車を降りてはいったところの奥に書籍部があったことを、ありありと記憶しています。棚は2〜3段で、多くの本は平積みでした。それだけ出版される本が少なかったということでしょうか。》
たしかに昔は百貨店の書籍部がブイブイいわせていた。例えば、阪急百貨店書籍部の文字と建物の写真が印刷された創元社図書目録を架蔵しているが、それだけ売上げが大きかった証拠だろう。
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上に掲げた他にも多種見受けられる。なお、高島屋の大阪店には書籍売場(7F)はまだあるようだし、京都店にも残っている。また天満屋にも昨年十月「MARUZEN&ジュンク堂書店広島店」がオープンしたとのこと。蛇足ですが「鉄斎用印大成」はたぶん『朝鮮舊書考』より安価だと思いますよ(笑)。
その「鉄斎用印大成」にざっと目を通していると、「印文不詳」が五顆含まれている。じつに周到な内容なのだが、残念なことだな、と思いつつ、先日、gen 様のご教示により「私じ(金ホ)」と判明した私印のことが連想された。あの後、殷〜戦国の印は普通の篆刻辞典では読めないことを痛感し、小林斗盦編『篆刻全集1 古じ 官じ・私じ』(二玄社、二〇〇一年)を入手した。案の定、そこには「私じ」と同じ文字の印がいくつも掲載されていた。
http://sumus.exblog.jp/14593962/
だから「印文不詳」もおそらくこの仲間だろうと推測して同書を当ると、二つが判明した。もう少し注意深く探せばその他の文字もあるいは判読できるかもしれない。できないかもしれないが。
「鉄斎用印大成」より

『篆刻全集1』より
「鉄斎用印大成」より

『篆刻全集1』より

「鉄斎用印大成」は過去にこのブログでも何度か御著書を紹介させていただいた水野恵翁による鈐(押捺)ならびに校閲である。素人が烏滸がましいことではあるが、ご参考までに。