

里見弴『四葉の苜蓿』(プラトン社、一九二四年一月五日再版、装幀=山六郎+山名文夫)。扉絵のサインが「ARO」と読めるような気がする。「R」は左右反転しているみたいだ。アヤオとロクロウ?

苜蓿(
小山清の『小さな町』および
『ガールズ・スタンダード・リーダー』参照)は本文に「うまごやし」と「クローバー」と両方のルビが見られる。高等教育を受けた新しい奔放な女が打算的な結婚を決めるまでのラブ・アフェアーが描かれており、結婚前夜に童貞の恋人と寝るという結末になっている。「幸運の四ツ葉のクローバー」文献としてはナポレオンの故事が引かれていて注意に値するだろう。