めくりなどで和紙に描かれているものは裏打ちが必要。厚手の画仙紙ならそのままでも。もし直付けしてもよい程度のものなら、既製品の糊付きのスチレンボードに張り付けるという手もある。ただしこれは剥がすのが大変になるので貴重品に向かない。拙著『読む人』(みずのわ出版)の表紙を拡大カラーコピーしたものをボードに張り付けて「読む人」展の看板代わりに使っている例。ボードを額に接着するのは両面テープ。

地のグレーは工作用のボール紙。木綿の布などを貼るのも絵によっては面白し。

適度な厚味の発泡スチロールの板を額縁と絵のサイズに合わせて(絵よりもすこし小さめに)切って、額の中央に接着。そしてその上に紙の作品を留める。留めるのは高級な両面テープ。テープを小さな断片(1×2センチくらい)に切ってスチロールの板の四隅、あるいは六〜八箇所(絵の大きさによって支持できるていど)にセットし絵を載せてくっつける。絵が波打たないくらいに留める(湿度が高くなると紙がのびて波打つので雨の日に作業するのがベター)。外すときには両面テープのところにヘキサン(溶解液、画材店にあり)を垂らすとカンタンに剥がれる。

古い紙モノはしっかりした裏打ちをするのがよい。これは小生が自分でやったものだが、もうかなり前のことでやり方は忘れた。手順さえ踏めば、そう難しいことではない。むろん専門家に頼んだ方がよろしい。古本屋で拾った文書の断片。永享元年は一四二九。

それから江戸期の物語絵の一部。単に厚紙の台紙に張り付けただけでもいい。スチロール板で少し浮かせると立体感が出て良さそうに見える。