リー・ミラーの写真「ピクニック」(一九三七年)の絵葉書をくださった無名権兵衛さんから古書レポートが届いたのでちょいと御紹介させていただく。
http://sumus.exblog.jp/13864805/
《今夏某日。まずはボーダーズから。パウエル・ストリートではなくマーケット・ストリートのおおきなショッピングセンターの4階にある店舗。詩集の棚を見ると、オーデン、ロルカ、カミングズなどがまんべんなく揃っている》
《そのあと、電話で訪問予約をしてあった稀覯書店のトーマス・ゴールドワッサーへ移動。確かこの店は数年前はユニオン・スクエアよりちょい北にある路面店だったが、現在はいくらか南に場所を移し、マーケット・ストリート近くのビル内の部屋を借りて営業している。ビル内のエレベーター上の装飾がかなり重厚だったので、思わず見とれたのちに一枚撮影。》
《それからエレベーターに乗り5階へ。部屋番号をたよりに歩を進めると、ほどなくゴールドワッサーの黒扉が目に入る。入店要予約の稀覯書店だが、店主は愛想がい。もの静かな微笑と知的なまなざしが印象的。文学関係の書棚の並ぶ室内に案内してもらうと、とにかく居心地がよく、すっかりくつろいでしまう。なんというか、いい感じの散らかり具合なのだ。》
《そんな中で、アレン・ギンズバーグの肖像画や、彼が1977年にハロルド・ノース等と参加したリーディング(雑誌「ゲイ・サンシャイン」がらみのイヴェントだった模様)のポスターが目に入る。それから視線を書棚側に移し、改めて見直す。冊数は多いわけではないが、やはりなかなか一筋縄ではいかないタイトルが目につく。大物にもかなり心奪われたが、今回はチャールズ・ヘンリ・フォード(かのViewの編集をしていた詩人)の小冊子 The Mirror of Baudelaire (1942) 他1冊を購入。しめて30ドルなり。》