多田進さんより頂戴した。多田さんの装幀家としてほぼ四十年の仕事を振り返る瀟酒な作品集。すでに1〜4集まで出ているが、今回は四十年間から二十七冊を選んだオールタイム・ベスト。
装幀第一作は植草甚一の『衝突と即興』(スウィングジャーナル社、一九七一年)。サイケ(?)な恰好をした J-J をドーンとイラストで表現した表紙からあの時代が匂い立ってくる。以来四十年、特別に奇を衒って目立とうとするわけではないが、静かに主張する(結果的にはかなり目立つ)デザインで貫かれているように思われる。坪内祐三『酒中日記』(講談社、二〇一〇年)や向井透史『早稲田古本街』(未来社、二〇〇六年)なんか大好き。
橋本治『BA-BAHその他』(筑摩書房、二〇〇六年)もいい。このイラストのタダジュンは多田さんの息子さん。だんだん。
多田進さんのブログ「白の余白」
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そうそう、次号『spin』08では多田進さんインタビューを掲載します。お楽しみに(刊行は十一月になりそうです)。メイン特集は「季村敏夫・窓の微風」、季村敏夫を突き動かしているものは何か? に迫ってみたいと思っています。
spin news
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