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コーベブックス/キクヤ書房![]() コーベブックスの書皮。同社は昭和三十八年に設立され(詳しくは平野義昌さんの「本屋のこと、思い出すままに」を参照)、さんちかタウン(神戸のJR三宮駅から阪神三宮駅周辺にわたる地下街)のオープンとともにさんちか店を開業したのが昭和四十年である。後にさんちかタウン内で南の端に移転して増床。 《現在では考えられないが、当時ワンフロア63坪という書店は画期的なことで、全国的に話題になったというから、ひょっとすると、「コーべブックス」が大規模書店の「魁」だったのかもしれない。》(平野義昌) ここは神戸時代によくのぞいた。ちょっと落ち着かない感じだったように思うが人はいつも多かった。平成十四年に廃業とのこと。伝説の出版部門があった。手っ取り早く NDL-OPACで調べると以下のタイトルが所蔵されているようだ。 1. 微句抄 / 加藤郁乎 南柯書局, 1974[発売コーベブックス] 2. 金色鈔 / 永田耕衣 南柯書局, 1974[発売コーベブックス] 3. 画家と音楽家たちの肖像 / マルセル・プルースト[他] 1974 (南柯叢書) 4. 運命の書 / 岡田夏彦 1974 5. 冷位 / 永田耕衣 1975 6. 払 / 村上鬼愁 1975 7. 天使 / 須永朝彦 1975 8. レア / バルベ・ドルヴィイ[他] 1975 (南柯叢書) 9. ファントマ / スーヴェストル,アラン[他] 1975 (南阿叢書) 10. 汽車の詩 / 上川庄二郎 1975 11. 水烟 / 多田智満子 1975 12. 黄金仮面の王 / マルセル・シュウオップ[他]. 1975 (南柯叢書) 13. 一休存在のエロチシズム / 永田耕衣 1976 14. 冷明集 / 吉田一穂 1976 15. 後方見聞録 / 加藤郁乎 1976 16. 滅紫篇 / 須永朝彦 1976 17. 耕衣百句 / 永田耕衣[他] 1976 18. 罰せられざる悪徳・読書 / ヴァレリー・ラルボー[他] 1976 19. 荷風別れ / 郡司正勝 1976.9 (南柯叢書 ; 巻1) 20. 天狗洞食客記 / 池内紀 1976.11 (南柯叢書 ; 巻5) 21. 土手の大浪 / 篠田知和基. 1976.11 (南柯叢書 ; 巻6) 22. 朱絡 / 岸田典子 1976.6 23. 鬼貫のすすき / 永田耕衣 1976.9 24. 花狩 / 中村苑子 1976.10 25. しゃがむとまがり / 永田耕衣 1976.10 (南柯叢書 ; 巻4) 26. 夢一筋 / 加藤郁乎 1976.10 (南柯叢書 ; 巻3) 27. カファルド / ボナ・ド・マンディアルグ[他] 1976 28. 詩人泡鳴 / 窪田般弥 1976.9 (南柯叢書 ; 巻2) 29. アントナン・アルトー論 / スーザン・ソンタグ[他] 1976.8 30. 旗の台管見 / 加藤郁乎 1977.3 31. 魂と舞踊 / 丹羽正 1977.1 32. わが春夫像 / 須永朝彦 1977.3 (南柯叢書 ; 巻7) 33. 硝子の繭 / 須永朝彦 1977.7 34. 青の中 / 三橋敏雄 1977.3 35. 佳気颪 / 加藤郁乎 1977.2 36. アダム・ミロワール / ジャン・ジュネ[他] 1977.1 37. 黄冠の歌人 / 岸田典子 1977.3 (南柯叢書) ÷ ![]() こちらは京都の出町柳橋東入にあった古書店キクヤ書房(斎藤菊次郎)が発行していた目録『京わらべ』二(一九三二年一〇月一日)に掲載されている「寄贈書目」。寄贈を受けた主に古書目録を並べているわけだが、なかなかどうして昭和一桁時代も目録ブームだったようだ。 『京わらべ』には販売目録だけでなく寿岳文章の「愛書経序品」というエッセイや「続、三手文庫蔵書目録」(賀茂別雷神社の蔵書のことか)が掲載されている。これは日本古書通信のTさんがコピーを送ってくださった。 編集長日誌コーナー http://www.kosho.co.jp/kotsu/editor.htm ÷ 12日の茶話会終了後、小生のブログを愛読してくださっているという方とお話をしていると、JR阿佐ヶ谷駅の北でお店をやっておられるということだった。面白そうなお店です。 古道具屋「ねこの隠れ処(かくれが)」 http://kuroneko-zacca.seesaa.net/ 「ねこのかくれが」雑記 http://kuronecosiloneco.seesaa.net/
by sumus_co
| 2010-06-22 21:20
| 古書日録
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