『富士正晴資料整理報告書第18集久坂葉子資料手引き目録』(茨木市立中央図書館併設富士正晴記念館、二〇一〇年二月二〇日)。現在、「久坂葉子資料展」開催中である。原稿・日記・発表紙誌・書簡・写真等・研究誌などが展示されているらしい。まだ一度も行ったことがないのでのぞいてみたい気もする。
『VIKING』に初期『VIKING』のことを連載しておられる中尾務さんが近ごろは富士正晴記念館のスタッフとして週一回だったか通っておられると聞いた。まあ、それまでもずっと通っておられたのだろうが、スタッフとなればより自由に資料研究ができるのではないだろうか。富士正晴周辺の立体的な発掘に期待したい。久坂葉子(川崎澄子)もその欠かせない一面である。
上の写真は同目録より。棟方志功(手前笑顔)らと倉敷へ行ったときのものらしい。このガブリオレの車種はいったい何だろう? 久坂が阪急六甲駅で急行電車に飛び込んだのは昭和二十七年十二月三十一日。外車かなあ。棟方が左座席にいるということは右ハンドル(強度の近眼なので運転できないだろうと考える)、右ハンドルの外車は……。
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『しんぶん赤旗』二〇一〇年六月五日号の「ひと」欄で「本のある風景を描く画家」として紹介していただいた。昨年十一月のコクテイルで岡崎武志さんとトークをしたときお会いしたH記者による。赤旗に似つかわしくない国立あたりに住んでいる深窓の令嬢のような女性である。むろん政治的にシンパというわけではない。