ローラン・トポール(Roland Topor 1938-97)の関連書を求めるため、サンミッシェル大通りの大型書店ジベール・ジョゼフ(G.J.)へ(上の写真ではありません、こちらは観光客のためのポストカードなどを売っている店)。サンミッシェル大通りとエコール通りの交差点周辺に五軒ほどグループ店として展開している。その他フランス全土に支店がある。
本館の案内窓口(accueil)でちょっとこわもての(?)マダムにトポールのリストを見せてどこにあるか尋ねる。リストはあらかじめG.J.のサイトで調べておいた(欄外にリンクしています)。ただし店にあるとは思えなかったので、滞在中に取り寄せてもらえるよう早めに出向いた。
マダムは「小説?」などとつぶやきながらカチャカチャやって、つっけんどんに「プルミエ・エタージュ」(二階)と言い放つ。エスカレータで二階へ。上がってすぐのところで本を並べていた店員にリストを見せる。開店間もない時間だったため店員たちが総出で補充などの作業をしている。彼はデスクのコンピュータで調べて「ドゥージエンム・エタージュ」(三階)という。素直に三階へ。三階で尋ねると「小説? それもと伝記?」とちょっとものの分かるおネエさんが問い返すので「伝記です」と答えると「トワジエンム・エタージュ」(四階)へ行けという。……。
四階で棚に本を詰めている若い女性に尋ねる。すると、これはあの人にといって、もう少し年増の女性店員を指さした。彼女もディスプレイに向ってカチカチと検索して「伝記は取り寄せ、こっちは絶版ね、でもオカジオン(古本)で在庫があるかもしれないわ。次の二冊はプルミエ・エタージュ(二階)にありますよ」と事務的に説明してくれた。
むろん予想していたので取り寄せを頼む。一週間かかるという。名前のつづりを求められてメモする。「ムッシュ・アヤシ」。はいはい、あやしい男でございます。フランス語では「H」を発音しないのでこうなる。だから「Hello Kitty」をフランス人が発音するとどうなるか……は下記サイトに。
http://madame100g.exblog.jp/12324013/
二階まで階段で降りる。エスカレータは昇りだけなのだった。また下りの階段が途中でへんなところに変るので迷ってしまう。二階は画集などのヴィジュアル書を置いているコーナー。そこのお兄さんは「T」の棚を探して『TOPOR dessins paniques』(HAZAN, 2009)を取り出してくれた。もう一冊は売れてしまったのか見当たらないとのこと。やれやれ、とにかくトポールにたどり着いた。
これはストラスブール美術館で二〇〇四年に開催されたトポール展の図録を画集として売り出したもの。重いわりには、内容はいまひとつなのだが、まずはとっかかりとして満足する。レジ(caisse)は0階(日本の一階)集中(四条のジュンク堂も今はそうなっている)。
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こちらはセバストポル大通りの新刊書店フェニックス(Librairie le Phénix)。ショーウィンドウに飾ってある(en vitrine)本はアジアの小説。日本の桐野夏生なども並んでいた。