高橋和巳『孤立の憂愁の中で』(筑摩書房、一九六九年二刷、装幀=石岡瑛子)。書皮がおもしろくて買った一冊。東京・新宿・戸塚町、谷書房。早稲田の古書店である。向井透史『早稲田古本屋街』(未来社、二〇〇六年)には項目としては出ていないが、年表に昭和四十二年《谷書房、神保町・金子書店より独立開業》とある。印刷されている市内局番が二〇二なのでおそらく一九九一年以前だろう。
表紙から見返しへまわる角の折り方が独特。ごくたまに見かけるが、表紙をこの写真で影になっているところへ差し込むようなスタイルだ。書皮がはがれにくくなる。