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[書評]のメルマガ連載終了![]() 美しい絵葉書を頂戴した。「Shuzo Takiguchi décalcomanie 1961」(森岡書店)。瀧口修造のデカルコマニー(転写画)。こういうものをちょっと作ってみようと思って、試みたことがあったが、自分でやって初めて容易な技でないと悟った。かなりの熟練が必要なのだ。司修だとか、その他いろいろな人がデカルコマニーを制作しているものの、瀧口ほどの洗練を知らない。これは手遊びというような類いの仕事ではなく、おそらく瀧口の本質に根ざす「作品」である。 ÷ 「[書評]のメルマガ」で「林哲夫が選ぶこの一冊」というのを年四回のペースで書かせてもらっていた。十月十六日配信の vol.429 で連載終了となった。毎回、テーマも文章の量も自由(たぶんいつもいちばん長々と書いていた)、それが八年半、三十五回も続いたのは、ひとえに同メルマガの編集人である南陀楼綾繁氏の努力のたまものに違いない。深く感謝したい。 三十五篇のうち六篇は三冊の単行本(『古本デッサン帳』『古本スケッチ帳』『古本屋を怒らせる方法』)に収めた。よく書けたなというのもいくつかあるが、だいたいはもっと直したいものばかり。季刊のペースだと書いた時の体調というか出来事がタイトルを見ただけで思い浮かぶ(書いた内容は浮かばないけど)。バックナンバーは下記よりどうぞ。 http://www.shohyoumaga.net/ 「林哲夫が選ぶこの一冊」リスト(◉印は単行本収録) 2001-04-10 『梶井基次郎全集別巻』◉ 2001-07-10 バード『日本奥地紀行』◉ 2001-10-10 『渡辺一夫敗戦日記』◉ 2002-01-12 宇佐美道雄『早すぎた天才贋作詩人 トマス・チャタトン伝』◉ 2002-04-10 荒川洋治『日記をつける』 2002-07-10 関美比古『carnation』 2002-10-15 フルカネリ『大聖堂の秘密』 2003-01-11 山本善行『古本泣き笑い日記』 2003-04-13 福島泰樹『歌集デカダン村山槐多』 2003-07-16 『青山二郎全文集』◉ 2003-10-13 黒田征太郎『KAKIBAKA描く男』 2004-01-15 植草甚一『ワンダー植草甚一ランド』 2004-04-15 フーコー『狂気の歴史』 2004-07-17 赤松健一『喫茶して去れ』 2004-10-19 石川淳訳『法王庁の抜け穴』 2005-01-16 野見山暁治『パリ・キュリイ病院』 2005-04-15 安東次男『完本風狂始末』 2005-07-16 木山捷平『酔いざめ日記』◉ 2005-10-17 平野甲賀『装幀の本』 2006-01-16 大林太良『葬制の起源』 2006-04-16 杉本秀太郎『半日半夜』 2006-07-17 辻征夫『ロビンソン、この詩はなに?』 2006-10-16 『ダイアン・アーバス』 2007-01-16 青木正児『琴棊書画』 2007-04-16 オースター『トゥルー・ストーリーズ』 2007-07-14 創元社版『中原中也全集』 2007-10-17 洲之内徹『絵のなかの散歩』 2008-01-17 吉田健一『酒宴』 2008-04-16 吉岡実『昏睡季節』 2008-07-18 小林秀雄訳『地獄の季節』 2008-10-17 『政田岑生詩集』 2009-01-17 山田稔『富士さんとわたし』 2009-04-18 寺山修司『死者の書』 2009-07-17 『山之口貘全集第一巻全詩集』 2009-10-16 宇崎純一『絵画の手本』
by sumus_co
| 2009-10-20 21:22
| 古書日録
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