久し振りに大阪へ。野暮用あって生玉あたりの霊場を歩く。神社と寺とラブホテル、三者には密接な関係がある……かも。そこから難波へ出た。料理専門書店として知られる波屋書房の写真を撮る。宇崎純一・祥二兄弟にゆかりの深い書店である。じつは『spin』06は宇崎純一特集なのだ。ただいま鋭意編集中。千日前の賑わいは格別。
ところが雑沓の商店街から一筋入るとこんな建物が。大阪市生涯学習ルーム、精華小劇場。旧精華小学校だそうだ。
そして目指すはもちろん天地書房、なんば書籍。
驚くような本はなかったが、なんば書籍の均一箱はいつも楽しめる。君本昌久『仮名手本詩乱四十七士行その他』(蜘蛛出版、一九七〇年)と大野健二『青い湖』(書誌季節社、一九七五年)を。四つ橋線で本町へ。金属製品の会社のショーウィンドウに不思議なオブジェが!
ミリバール・ギャラリーの「うらたじゅん路地裏展覧会」をのぞく(〜22日)。広さもちょうどよくて、うらたさんの原画をゆっくり見られた。
そして三階の古書店ミルブックスをのぞく。こちらもモダンアートのギャラリーのようなお店。戸口のチラシの配置や選び方まで神経が行き届いている。善行堂のハガキもありました。店内にはアート系を中心に人文書がゆったりと並ぶ。壁だけの展示なので、たしかにミル(1000)冊くらいかな(?) センス抜群のショップである。
http://www.milbooks.com/