山口県よりの客あり、こちらは仕事がらみなので、寺町のスマートで打合せ。雨模様だったが、日曜日のせいか電車も商店街も混雑していた。打合せは問題なく順調に済み、ちょっと尋ねたいこともあって久しぶりにアスタルテ書房へ。いろいろと有益な情報を頂戴した。
その話しの流れで「こんなのありますよ」とアスタルテ主人が出してくれたのが、古い書皮が何枚かまとめて入ったビニール袋である。取り出してみると、いずれも昭和初期のものであろう、大阪の十二段家書房やエミヤ書店などが混じっている。これは珍しいと思って即購入。関西のものの他に白水社があったので掲げておく。切れているわけじゃない。大きいので二分割してスキャンした。
ついでながら、アスタルテさんに『spin』03(佐野繁次郎装幀図録)がまだ一冊残っていた。お探しの方は急行されたし。サインも入れときました。
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今回は天候に恵まれない四天王寺の即売会だが、Mさんから報告がとどいた。
《雨で初日をあきらめた四天王寺に行ってきました。風は強いし途中から雨が降り出すやら、お店の方々には今日も気の毒な一日だったようです。でも私は十分楽しく買えました。100円均一で1冊も買えないという事態にもかかわらずです。各お店が300円均一台を沢山出していたので、そちらであれこれ買うことができました。『上林暁全集第13巻』増補版、『女たちの名詩集』思潮社、『夜よゆるやかに歩め』帯。前から欲しかった新潮文庫の『エトランゼエ』藤村帯が200円。『明るみへ』与謝野晶子大正5年金尾文淵堂裸本が500円。これの後ろ見返しに1万円以上の値札が!その他折口信夫全集を少し等でした。午後からはまた均一台にシートが被せられていましたから、まだまだ楽しめると思います。》
いやあ、行きたいなあ! 行きますよ、行きますとも。