畠中光享日本画新作展を見るため、京阪の丸太町で降りたところ、上のような看板が! 50パーセントOFFにひかれてふらふらと階段を上った、そういえば、二年くらい前にここに本屋ができたと教えられたなあと思いながら。そのときの客はみんな外国人ばかり。本も英語のペーパーバックを中心にけっこうさまざまなジャンルの本が並んでいた。しかも any books 値札の半額(元値500円以上、四冊目は無料!)。
全品半額というのは閉店するのか(?)と余計な心配をして、店主の女性の方に質問してみると、関西で、外国人から買取をしているのはここだけだそうで、本がたくさん集まりすぎて、置場に困っているため、ディスカウントしているのだとのこと。
まずはフランス語の棚を捜すと、ありました、数は少ないが、けっこうなカリテ(質)。ブルトン『Nadja』(folio, Gallimard, 1984)とムーリエ=カジールの解説付『Nadja d'André Breton』(folio, Gallimard, 1994)。アメリカ版のマチス『JAZZ』(George Braziller, 1992)。おつりの小銭がないというので追加したリチャード・メリマン『FIRST IMPRESSIONS Andrew Wyeth』(Abrams, 1991、ワイエス画集)。三冊1100円にナジャの一冊無料。
『JAZZ』のオリジナルは一九四七年にエディション・ヴェルヴ(Éditions Verve)から刊行された(限定250部)。Braziller が一九八三年に復刻し、その普及版がこれ。最初の版元であるエディション・ヴェルヴのテリアード(Tériade)はレスボス島生れで一九一五年にパリに出てきた。本名は Efstratios Eleftheriades。アルベール・スキラと共同でピカソやマチスの絵入り本(オヴィディウス『変身譚』や『マラルメ詩集』)を刊行したりした後、一九三七年に『ヴェルヴ Verve』という豪華な美術文芸雑誌を創刊し、シュルレアリスム雑誌『ミノトール Minotaure』の編集にもたずさわったそうだ。
http://www.greenebooks.net/
川端丸太町北東角、京阪電車4番出口隣のビル2F
÷
ソムリエ氏がかわい書房で大人買い(!)したとか。ああ、教えるんじゃなかった(ウソ、ウソ)。