個人的に、百万遍以北では萩書房 II がいちばんバランスの良い棚作りだと思う。分厚い財布を持っていれば、散財するに違いない。店頭の百円均一、入ってすぐ左手の二百円棚もAクラス。多少の難アリでもいい本がつぎつぎ放出されるので驚く。古本まつりでも恩恵にあずかってます。
本日の収穫はこれ『山本周五郎選集第一巻』(操書房、一九四六年)。操書房は西谷操こと秋朱之介の出版社である。装幀者名が明記されていないが、秋朱之介とくれば、このテイストは川上澄生かな(?)と推測できる。100円。
京都市左京区一乗寺里の西町91-3
石川さんとはもう二十五年くらい前からの知り合い。手塚治虫のファンというかフリーク。手塚漫画を集めるために古本屋になったという御仁。ここでは一般営業はしていないようだ。予約すれば入れるらしい。絶版漫画だけではなく、古本まつりなどでは思い切った放出本にレア本がまぎれているので要注意。
京都府京都市左京区一乗寺南大丸町95
恵文社一乗寺店は新刊書店ながら古書も置いているし、かつては年末年始に古本市を開催していた。古本にゆかりのセレクトショップとしてあまりにも有名。店長やバイトの方々がまた一癖二癖のある凄腕ばかり。店長ブログはサイコー。
京都市左京区一乗寺払殿町10