『湯川書房・湯川成一の仕事(1969〜2008)』
発行=伊東康雄 2009.3.24 装幀=島井優大
限定版刊行目録/普通版刊行目録/私家本、自費出版としての限定版目録/装幀制作目録湯川書房湯川成一/自費出版目録/WEB上の湯川書房/資料/湯川成一略年譜/附録湯川書房ロゴ集/限定六〇部
『spin』04 掲載の限定版目録を作成された方々がさらに充実した内容で湯川さんの仕事をリストアップされている。湯川さんが残された紙を使っているそうで、手触りも風合いも湯川さんに似つかわしい冊子になった。版式はパソコンのプリンター出力。
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『結城信一 眩暈と夢幻』矢部登
書肆なたや 二〇〇九年四月十日
『サンパン』同人でもある矢部さんが『ヘンリ・ライクロフトの私記』と結城信一の生涯を比較しながらラブレターを認めておられる。さすが瀟酒な造りで、唸った。欲を言えば、本文の行間が少し狭い。頁数(十六)の関係かもしれないが、もうすこしゆったり読みたい内容である。こちらもパソコンのプリンター出力(?)ハリガネ中綴。
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『CABIN』11号
発行=中尾務 二〇〇九年三月三一日 表紙=北沢街子
毎号、見事な内容で唸らせられる(唸ってばかり)。高橋徹(月の輪書林)、青山南、鶴見太郎、河内紀、扉野良人、斎田昭吉、田中美穂(蟲文庫)……鈴木地蔵さんも書いておられる。中尾氏の編集者としての眼力おそるべし。ワープロ出力ダイレクト印刷。
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『瀬戸内作文連盟』7号
発行=瀬戸内作文連盟事務局 二〇〇九年三月二十日
daily-sumus をブログ化して初めて紹介したのがこの『瀬戸内作文連盟』だった。もう七号である。ゆるやかな瀬戸内の空気が流れている。ワープロ出力コピー和綴製本。
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他にも留守中に『ウルトラ』11号(ウルトラの会、2007.12.13)、『飜訳の文化/文化の飜訳』4号(静岡大学人文学部飜訳文化研究所、2009.3.16)、『ジェーン・ハーシュフィールド詩の朗読会とワークショップ』(長岡技術科学大学語学センター、2009.3.23)、『gui』86(田村デザイン事務所、2009.4.1)、『VIKING』699号(バイキングクラブ、2009.3.30)、『藤枝文学舎ニュース』67号(藤枝文学舎を育てる会、2009.1.10)68号(2009.4.1)、『小熊座』12号(小熊座俳句会、2008.12.1)、『火星の庭俳句会合同句集』(火星の庭舎、2009.3.1)、『風媒社図書目録 2008』などを頂戴しました。
他に、東京外国語大学出版会が発足したというチラシ。そして同志社大学寒梅館関連の映画上映のパンフさまざま。エリック・ロメール特集、レンフィルム特集、「靖国」のリ・イン監督来館(6/18)など注目すべきプログラムが目白押しだ。谷川俊太郎まで来るらしい(5/21)。詳しくはサイトなどで。
http://www.doshisha.ac.jp/students/support2/kaprog/clover/