
郷里の本棚で少しは自慢できそうな並びはここだけ。同郷の詩人桑島玄二の著作を、まだ全部ではないけれど、かなり集めた。といっても、今となっては誰も桑島玄二なんて知らないでしょうが。知らない方で、もし知りたいというむきは『sumus』12号の拙稿を参照されたい。おおよそのスケッチはしたつもりだ(ただし当方ではもう品切れ、あしからず)。郷里に桑島(くわじま)という姓はかなり多く、わが家の向いも桑島、老母のドクターも桑島である。
ついでに衣更着信(きさらぎ・しん)も同郷。そうそう思潮社の現代詩文庫にも入っていて、まだ初版が新刊書店で売られていたということは以前紹介した。衣更着が本名なのかどうか、調べていないけれども、かなり珍しい名前である。他にわが村には、六車(むぐるま)という姓もかなり多く、こちらは東讃にかたよって分布していると聞いたことがある(本当かどうかは知らない、岡山県にもあるそうだが)。五車といえば、五車書といって書物五台分を指す(荘子天下など)のだから、六車はさらにもう一台プラスしたほどの書物の持主だった、かもしれない。

これもたしか以前紹介したが、白木の板材を組み立てただけの本棚。美術関係の雑誌とか図録を主に置いている。それも古書で集めたものというよりも、学生時代から思い出のあるものが中心。

地球儀はふたつともにゴミ置場から拾ったもの。ラジオは義父よりもらったもの。杉浦康平作ポスターは学生時代にこの東京国際版画ビエンナーレが開催中にどこかから失敬したものかと思うが、あるいは画材店に頼んで譲ってもらったのかもしれない、忘れた。