ブックマーク・ナゴヤへお誘いいただいた機会に、名古屋ツアーを企てた。ただし、時間的にも体力的にも一点集中、鶴舞エリアに絞ることにして、名古屋駅から中央線に乗り換えてJR鶴舞駅へ直行した。
とにかく名古屋の道路は広い。この鶴舞駅から広大な五叉路を渡って(ここだけじゃない、どこも信号を渡るのが一苦労だ!)まず山星書店へ。百円均一がいちばん充実していた店。店内もかなりいい。
すぐ隣の大学堂書店(全国にこの名前の本屋さんがあるなあ)。店頭均一の量は迫力もの。二百円棚がいいように思った。文庫百円も拾える。
ネットワーク。こちらは細長い店舗を縦に二分しており、入口レジから向かって左がメタフィジック、文学・思想・芸術・音楽など。そして向かって右側がフィジック、ようするに下半身もので占められている(および各種雑誌のバックナンバー、これがいい)。センスのいい古書店。
千代田書店も基本はネットワークと似ているが、そのスタイルは町場の古本屋そのもの。雑多なかんじの棚に欲しいものが散見された。でも、名古屋で買うか……と思いとどまる。
三進堂書店の百円ワゴンは悪くない。店内も正統的な棚作り。戦前のケストナーの裸本二千円に迷わされているとき、ガラガラッと戸が開いて、見知った影が。おお古本ソムリエ氏じゃないか(!)、いくら同じイヴェントに参加するとはいえ、こんなところでまでバッタリ遇うとは。
聞くと、この近くに名古屋の古書会館があって、そこで今ちょうど即売会が開かれているという。なんでも百円均一コーナーの量がすごいらしいので、ふたりしてあたふた駆けつけた。氏がチラシをもっていたが、途中、大学堂さんの店員さんに場所を尋ねて確認した。感謝。駅から北方向へ五分くらい。
午後二時をすぎていたので、かなりガサガサだったにせよ、たしかに量はある。荷物になるとは分かっていても五冊ほど買った。二階は普通の即売会。そこもざっと見渡して三百円を二冊ほど。ソムリエ氏も同じくらい買っていた。
一通り見終わったあと、ソムリエ氏はまだ他の古書店をのぞいていないというので、ここで分かれて、こちらは錦通三丁目こと錦三(きんさん)にあるホテルにチェックインして荷物を置く。京都なら木屋町周辺、東京で言えば新宿歌舞伎町というかんじの繁華街のど真ん中だった。