阪急西院駅から徒歩7〜8分。西大路通りから高辻通りを東へ250mほど。先代は九十歳代まで店番をしておられた。店内は狭い通路で天井までびっしりと本が並んでおり、ちょっと心配になるくらい。けっこう掘出しがあるような気がする。個人的には百間のひとくくりを買ったのが印象に残る。表の百円均一もバカにできない。三冊だと二百円。先日は、マンディアルグの『黒い美術館』(白水社、一九七三年六刷)と臼井喜之介『新編・京都味覚散歩』(白川書院、一九七〇年)を見つけてよろこんだ。近年、息子さんが跡継ぎされたようで、写真は買取り中のようす。
京都府京都市中京区壬生檜町17
かわい書房から東へ御前通りに出て左折すると右手に長治屋という古道具屋があった。ここに古本がかなり並んでいた。扉野良人氏やびわこのなまず先生によれば、驚くような掘出しがあったそうだ。小生は何もそんなおいしい思い出はないが。現在はもう閉店したもようである。
長治屋の角を左へ曲がる。まっすぐ100mほど行くと左手に草木米穀店という看板が出ているが、この米屋さんは古本を売っている。本の量もそこそこあるし、値段もちゃんとしている。奥の方に『彷書月刊』だとか古書目録の類いが並べてあったのでなるほどと思う。京都府京都市中京区壬生土居ノ内町2。