源氏鶏太『幸福さん』(毎日新聞社、一九五三年、装本・挿絵=三田康)。三田康(さんた・やすし)は新制作派協会の創立会員九名(猪熊弦一郎、伊勢正義、脇田和、中西利雄、内田巌、小磯良平、佐藤敬、三田康、鈴木誠)のうちの一人。同協会は『新制作派』という図集を毎年刊行しているが、その初期のものを見ると、ピカソの影響がかなり強いように思う。三田は挿絵がいい。元は毎日新聞連載だから、実際は毎日、挿絵がついていたはずで、全部見てみたい気がする。もう少し見たい方は
こちら。
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本日は、古書目録第一号というのが二冊届いた。
股旅堂と
風船舎。どちらも力の入ったいい目録だ。取扱い分野は違うが、基本的に、本というよりも資料的なものが多い。そういうものが求められる流れなのだろう。