『組版ハンドブック 和文活字見本帳』(凸版印刷株式会社)を頂戴した。いつごろのものだろうか? 発行年が明記されていない。記載されている教育漢字表が996字となっている。これが正式に制定されたのは一九七七年だが、新たに教える漢字115字が決まったのは一九六八年である。また巻末の住所表示に郵便番号が記載されていない。五桁郵便番号の導入はやはり一九六八年の七月一日である。ということで、一九六八年ごろの刊行物と思っておこう。
『spin』の組版をするときに、いちおう参考にしたのは『小塚明朝』(アドビシステムズ、1997)の見本帳だが、この凸版の見本帳はページそのままの組版が判型や組方向によって数多く例示されており、その点では、実際にすぐに使える見本帳になっている。
『spin』のレイアウトをしていて、今でもまだ迷うのはルビのサイズ。小さ過ぎると読めないし、大きいと邪魔だ。この本をパラパラやっていると、ありがたいことに「ルビの規則」のページがあった。「当社のルビ規格」で本文7ポならルビ3.5ポ、本文8ポならルビ4ポとなっている。ふーむ、活字なのでポイント表示だけだ。『spin』の本文は11Q(級、目下使っているインデザインは級数表示)が基本で、それは7.5ポイント相当になる。うーむ。ということで凸版規格からすると大きめだが、本文7.5ポにルビ4ポと決めた(3.75ポも指定できないことはない)。
自分の文章では、ルビはつかわず( )に入れるようにしている。ルビはいちいちルビだけべつにレイアウトするようにしているので、ルビをふるのはそう難しくないものの、本文を少しでも変更するれば、ルビの位置がズレてしまう。ズレたことを必ず忘れる。といっても寄稿者にはダメとも言えないので、ルビは最後の最後に配置するようにこころがけている。(と無知にも書いたので、ルビ機能を教えていただきました。なにしろてきとうに使ってますもので。現在、次号をぼちぼちレイアウトしています)