林蘊蓄斎の文画な日々
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<   2012年 03月 ( 34 )   > この月の画像一覧

しだれさくら短冊

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安もの短冊漁りの新収穫。多少傷んではいるが出来はなかなかのものである。署名は「破月」だろうか? と思っていると、酔月というご教示をいただいた。そうすれば大西酔月ではないか。京都出身で《明和5年(1768年)版の『平安人物志』画家の項目では、円山応挙、伊藤若冲、池大雅、与謝蕪村らを押しのけて冒頭に挙げられている》(ウィキ)だそうだが、比較できる作品図像が見つからないので何とも言えないが、淡い期待をこめて。印章の方は「俊」「?」(例によってご教示お願いいたします)。
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あやめ短冊
http://sumus.exblog.jp/15621736/

しゃくなげ短冊
http://sumus.exblog.jp/15733442/
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by sumus_co | 2012-03-31 21:18 | 雲遅空想美術館

さしゑ 

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『さしゑ 名作挿絵全集第四巻付録』(平凡社、一九三五年九月二五日)を某氏より頂戴した。ここには佐野繁次郎の挿絵二点(本文中に一点、表4に一点)と「雑感」という文章が収められている。エッセイの内容は北斎の線描画の礼賛である。

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by sumus_co | 2012-03-31 20:59 | 佐野繁次郎資料

詩人5

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『詩人』第一巻第五号(矢代書店、一九四七年八月一日、表紙=庫田叕)を上京中に入手できたのがいちばんの収穫。これで六冊あるという内の五冊まで揃った。目次を掲げておくが、見ての通りこの号はかなり充実している。

詩人 創刊号
http://sumus.exblog.jp/8909163/

詩人2, 3, 4
http://sumus.exblog.jp/16305128/

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草野心平「尾形亀之助について」は本文の方では「彼は詩人だった 尾形亀之助のこと」という表題になっている。

《尾形亀之助の想ひ出をかかうと思つて二三日、多分雨とでもいふ題なのだらう、ずゐ[ママ]ぶん初期の日の詩の一節をふと想ひおこした。同時に彼のシユーベルト眼鏡を想ひおこした [句点なしママ]尾形の近眼は相当ひどかつたらしいが普段はかけずに机の抽出しなどにしまつてあつた。道玄坂のシネマハウスで明るくなつた幕合[ママ]ひに偶然みつけた彼が例の「シユーベルト」をかけてゐたので不思議に思つたことがある。
 彼は近眼でも眼鏡を必要としなかつた。彼は別に景色や人間をよく見ることにはさう興味などを持たなかつた。》

《諏訪にゐることが分つたのはそれから数日たつてからだつたが、私達は彼の死を怖れた。彼に会つてフランス行をすすめ、一応彼が承諾したなら仙台に行つて多額納税者である彼の父親を納得させようといふことになつた。発案者は高村さんで仙台行は私が引き受けることになつた。
 高村さんがアトリエからうづ高い本を風呂敷に包んで白山の古本屋に売つたら旅費にはありあまつたので、逸見もはいつて三人で夏の暮でも桜の咲いてる神田の妙なカフエでのみ、私達のプランはもう出来上つたやうな気持ちで私は中央線の夜汽車にのつた。上諏訪布半別館のタイル張りの風呂の中で私は、どうだいと、私達の仕組をうちあけた。彼は
「お互ひによそうや。ひとのことに関与するのは」それが返事だつた。
「あの山はなに山だい?」
 湖のほとりを散歩しながらさう聞いた私に
「草野山だらう。」
 ぽつんとそれだけが返事だつた。
 私は業を煮やし喧嘩みたいになつて別れた。》

《再び東京に舞ひもだ[ママ]つた彼等の根岸権現前の駄菓子屋の二階の生活がこれから始まつたのである。
 相当貧乏な生活ではあつたが、毎日のやうに風呂にはいりその度ごとに三助をよび、毎日のやうに玉を突き夜は寿司屋でのんでゐた。大概それはツケであつた。
 そして到頭仙台落ちになるのだが、汽車の切符も二等を寿司屋に買つてもらつたのだつた。さういへば諏訪からの時も二等で私の家に現れたとき着てゐたのは宿屋のおやぢのセルでゆかたと取り換え[ママ]てきたといつてゐた。》

草野の尾形への友情あふれる文章に尾形の不思議な生き方がうかがわれる。文中《根岸権現前》は根津権現前だろうか。
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by sumus_co | 2012-03-30 22:00 | 古書日録

日本近代文学館〜ロトチェンコ〜岡崎武志

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久しぶりに駒場の日本近代文学館へ。閲覧室に入るために二〇〇二年に作った入館証を出す。使用期限はないそうだ。ここだけにしか所蔵されていない(と思ったのだが国会図書館にもあった)ある資料を閲覧する。館内のパソコンで検索すると二冊あった(登録名が少し違っていたが、現物を見ると同じものだった)。表紙と奥付だけコピーしてもらい、目次などはメモする。

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当たり前だが昔ながらのカード検索もできるようになっている。

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喫茶室は開いていなかった。以前来たときにはここでたしかカレーライスを食べた。ちょっと忘れられない味だった。

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資料閲覧を終えて、昨日の疲れがドッと出るのが感じられたため文学館のすぐとなりの旧前田侯爵邸へ入って一休みする。入場無料。手入れが行き届いている。

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縁側に寝転んで(「人の前で寝転ばないこと」という注意書きありしも、他に誰もいなかったので)一息入れる。縁側の日差しが暖かでとても気持ちいい。

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渋谷から銀座線で銀座へ。

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ギンザ・グラフィック・ギャラリーのロトチェンコ展を見る。こちらも入場無料。図録で見た通りの充実ぶり。世田谷文学館のチケットをもらっていたのだが、電池切れの感じで、申し訳ないが、諦める。

某氏と夕食を摂る。少しエネルギー回復。そこを少し早めに切り上げさせてもらって高円寺の古本酒場コクテイルへ。高円寺駅から中通商店街を西方向へしばらく歩くと、一目で分かる店構え。ここに移ってからは初めて入る。岡崎武志さんの誕生日と出版記念を兼ねたパーティで、さすが岡崎人脈というか人望というか、老若男女が詰めかけて、かなりもう賑やかに盛り上がっていた。おにきち(荻窪西荻吉祥寺)の若手古本屋さんたちも揃っている。ピッポさんの室生犀星朗読がはじまったり、小生も竹尾賞の報告をさせてもらったり、夜更けとともに盛り上がる感じ。いろいろな方とお話できた。中国隠居翁の陶片密輸話が興味津々。そして何と言っても古ツアさんにお目にかかれたというか、実物を拝見できたのが収穫だった(!)。想像通りのようでもあり、意外性もあった(と前にも書いたような感想)。

なかに実相寺監督と仕事をしたこともあるという某氏が小生の著書を愛読してくださっていると、少々(かなり?)の酔眼で話しかけてきてくださった。
「いや〜、あの本よかったよ、何度も読み返してますよ、ボン書店」
あいたた。それ、わたしの本じゃないんですけど。
「ほんと、いい本だ。ボン書店ね」
だから、内堀さんの本ですって。
「林さん、ボン書店いいよ」
もう仕方ない。「有り難うございます。うれしいです」
「ボン書店、いいねえ、じゃ、帰るわ」
またどこかで。じゃ、そろそろ贋内堀も失礼します。たけなわの宴を後にして宿に戻る。

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内堀さんと言えば、昨日のパーティのときに高橋輝次さんが見せてくれた『近代文学古書目録/石神井書林・在庫書目第肆号/昭和伍拾捌年師走』。文庫サイズだったということは聞いていたけれど、現物は初めて目にした。高橋さんによれば、どこかの古書目録に出ており、それなりの値段が付いていたが思い切って注文したとのこと。
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by sumus_co | 2012-03-29 21:03 | 東京アレコレ日記

竹尾賞授賞式

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三月二十六日。半年ぶりで上京。見本帖本店へ行く前に神保町をピンポイント(均一箱単位)で攻略(これについては後で書きます)。古書モールの五階四階もざっと見て、伯剌西爾で某氏と古本界などについて話し込む。東京堂書店の前を通ると、いままさに急ピッチで改装の仕上げが行われている最中。三月三十日にブックカフェ(?)としてリニューアル・オープンするそうだ。

午後四時過ぎ、見本帖本店到着。学生時代に来たことがあるが、当時のおもかげはなったくない(三十五年ほども経つので当たり前か)、二階の展示スペースに受賞作と最終候補作および過去の受賞作が並べられている。竹尾の関係者、審査員の方々に紹介されてご挨拶。記念撮影。この展示は四月十一日までつづくそうなので、ご興味のおありの方はお運びください。

その後、学士会館まで徒歩にて移動。昭和三年に建設された建物(上の写真)。式の始まる前にホールで待っていると創元社の矢部社長が滑り込み(別の会合があったそうだ)。某氏が「近頃はどこにいても、今、地震がきたらどうなるか、それが頭から離れないんですよ」とおっしゃる。たしかに、学士会館は古い建物なので、やや心配なところもあるが、気にしているとキリがないとも思う。

授賞式、記念講演(今回は竹尾の関係者だけということで、小生の方からはどなたにもお知らせしませんでした、あしからずご了承ください)。講演といっても例によってスライドを見てもらいながら製作の過程などを説明したていど。ただ竹尾賞受賞者の講演は初めての試みだったそうで、好意的に受け止めていただけたようだ(見本帖本店の展示会場にて講演のヴィデオ映像が見られるそうです)。

立食パーティ。さまざまな方と名刺交換。小生が『関西の出版100』で使った紙を実際に作っておられる会社の方や出版関係の方々。なんとキトラ文庫安田有さんのとうとうべ時代からの知人で『coto』を読んでいますという某社の編集の方に話しかけられてビックリ。また工作舎のスタッフの皆さんとお話しできたのが印象に残る。工作舎の本て、こういう方たちが作っておられるのだなあ。意外のようでもあり、納得もした。

というような、いろいろな意味で刺激たっぷりの一日だった。疲れました。
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by sumus_co | 2012-03-29 10:52 | 装幀=林哲夫

第9回竹尾賞記念展示

受賞式のため上京します。数日お休みです。

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第9回竹尾賞記念展示
3月27日〜4月11日
株式会社竹尾 見本帖本店
AM10:00~PM7:00 土日・祝休
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-18-3
1F ショップ TEL:(03)3292-3631 / FAX:(03)3292-3632
http://www.takeo.co.jp/site/shop/central/

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『書影でたどる関西の出版100 明治・大正・昭和の珍本稀書』(創元社、二〇一〇年)が第9回竹尾賞「デザイン書籍部門」を受賞しました。

第9回竹尾賞 発表
http://www.takeo.co.jp/site/info/details.php?id=423
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by sumus_co | 2012-03-25 21:37 | 装幀=林哲夫

繆爾列児

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水明洞の均一箱より拾いだした一枚の写真。裏面に《東京大学医学部教師独乙一等医官繆爾列児氏》と筆文字でしたためられている。お雇い外国人だろうということは見当がついたが、さて誰だろう? 

検索をしてみるとおそらく「繆爾刺児」という漢字が宛てられているドイツ人レオポルド・ミュルレルではないかと思われた。ウィキの経歴によれば、なかなか面白い人物で、来日する前にはハイチ(先年、大地震のあった)で医師として働き成功していたこともあるようだ。一八六七年に帰国し普仏戦争にも従軍。一八七一年日本政府の要請によってドイツから派遣された医師二名のなかに選ばれた。イギリス医学を中心としていた大学東校(第一大学区医学校〜東京医学校)を改革してドイツ医学を導入。一八七五年に帰国している。

一八九五年の三回忌に当たってミュルレルの胸像が帝国大学構内に設置された。作者は藤田文蔵、台座に島田重礼撰・田口米舫筆の碑文が彫られた。ただし当初の胸像は失われ、現存のものは一九七五年に設置されたそうだ。

東京大学所蔵肖像画・肖像彫刻
http://www.um.u-tokyo.ac.jp/publish_db/1998Portrait/03/03200.htm

それにしてもこの手札サイズの写真、どういう目的で流布されたのだろう。
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by sumus_co | 2012-03-25 21:35 | 古書日録

生活考察 vol.03

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『生活考察』(辻本力、二〇一二年四月一日)第三号が出来た。ご覧の通りのゴーカ執筆陣。岡崎氏は男の涙、黒岩比佐子さんの死などについて書いていて、泣かせる。小生は「貧乏こっとう」で多くもないウンチクを傾けた。

購読は下記より注文が確実です。

「生活考察」編集日記
http://d.hatena.ne.jp/fiddle-stick/
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by sumus_co | 2012-03-25 17:43 | 著述関連

甘苦一滴/音読

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フリーペーパー『甘苦一滴』十五号が『音読』とのコラボ紙面になって届いた。貴重な喫茶店インタビューは京都のジャズ喫茶「YAMATOYA」と名曲喫茶「柳月堂」。関西圏を中心にけっこうあちらこちらで配布中。

音読(おとよみ)
http://www.otoyomi.com/
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by sumus_co | 2012-03-25 17:42 | 喫茶店の時代

美術本と木版画フェア/国際稀覯本フェア

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みやこめっせで明日25日まで開催されている「国際稀覯本フェア 2012 in Kyoto」を見に出かけた。事前に嵯峨本の徒然草などが話題になっていたから(これは5040万円、売れたそうだ)一応参考までに見学しておこうかなと思ったのだが、その前に山崎書店の「美術本と木版画フェア」(いちおう同じく明日まで)を覗いたら、これが案外面白く、久しぶりに山崎さんとも話し込んでしまった。ちょうど雨宿りにもなったし、意外な収穫もあった(いずれ紹介するとして、しばらく寝かしておく)。

山崎さんの話では、アメリカ人のある客(個人)は年間十一億円(たぶん一千万ドルということだろう、今なら大分目減りしている)の図書購入費があるとのたまったそうだ。世の中にはそんな御仁もおられる。
「本どころか山崎書店まるごと買ってもらえば?」
と半畳を入れると、そういう人は完璧な奇麗な本しか買わないよと笑っていた。

で、「国際稀覯本フェア」にそういう人がいたのかどうか知らないけれども、春の即売会とはまるで趣が違って広いフロアにややこじんまりとブースが並び、国内および欧米の有名店がそれぞれ美術品クラスの書籍を陳列していた。商品の数が少ないので、これはと思うと百万円クラスだった。数千円の端切れのような紙モノを出しているところもあったので、その気になればまったく何も買えないというわけではないのだが。まあ、奈良絵本あたりを目近に見られたのが収穫か。刷ったばかりのように奇麗なチリメン本もたくさんあった。一千万ドルくらい予算があれば、楽しい会場でしょう。

その後は言うまでもなく水明洞の百円均一を掘り返す掘り返す。奈良絵本の残闕でもないかと思って……ありませんでした(これまた言うまでもなく)。

  *

帰宅すると季村敏夫さんから神戸で発行された『関西文芸新聞』(関西文芸新聞社)の第五年第四号(大正十二年七月五日発行)のコピーが届いていた。発行人で画家・歌人だった阪田吉郎について何か知りませんか? というご下問だが、まったく何も思い当たらない。ちょこちょこっと検索してもほとんど情報はない。ただ著書が国会図書館に所蔵されているようだ。何はともあれそれを閲覧してからの話であろう(デジタル閲覧はできない)。何かご存知で教えてやろうという方、よろしくお願いします。
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by sumus_co | 2012-03-24 20:41 | 古書日録