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小雨の神戸へ

展示物を車に積んで神戸へ向う。あいにくの小雨。名神高速の通行量は多い。西宮で神明へ乗り換えるのだが、西宮料金所を出たところから混雑していた。
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芦屋出口のあたりで事故があったために一車線通行となっていたのだ。このためおよそ二十分の遅れ。
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神戸へ到着。京橋で降りて北へ向う。正面のビルは市庁舎。雨はあがった。
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ギャラリーへ展示物を運び込み、壁沿いにざっと並べて配置を決める。二名のスタッフが手伝ってくれるので仕事は早い。
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ちくま表紙原画の展示。水彩画額を一列にピッシッと並べるのは至難の業。
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読む人や小品油彩画は三段に掛けた。
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『窓の微風』の表紙原画。作品の一部を使用しているわけである。
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およそ二時間少々で終了。手製額もいちおうサマになっている。
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展示の全貌はオープンニングが終わってから御紹介します。
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by sumus_co | 2010-09-30 20:57 | 画家・林哲夫

風報 百号記念号

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『風報』百号記念号(「風報」編集室、一九六二年一〇月一日、表紙=加藤英夫)。終刊号。日本近代文学館の書誌情報は下記の通り。

書誌番号:003467
表題 :風報 || フウホウ
巻次・年月次 :1巻1号 (昭29. 7)-9巻10号 (昭37. 10)
出版地 :東京
出版者 :「風報」編輯室
注記 :9巻10号は通巻100号にあたる
注記 :総目次あり 所載資料: 「風報」総目録 (昭37.12) 収録範囲: 1-100号 (昭29.7-昭37.10)
参照ID :AN00213927

この『風報』は第三次である。第一次は昭和十四年九月に創刊、第二号(昭和十四年十月)、第三号(昭和十四年十一月)で終り、戦後すぐ第二次が出たが、こちらも短命だった。日本近代文学館には第一次第二号と第二次の創刊号(昭和二十二年九月)他二冊が収められている。第三次は尾崎一雄、水野成夫、尾崎士郎の三人が同人として多くの書き手を集め、長寿を保ったようだ。

関口良雄が寄稿しているので取り出してみたのである。巻頭から、中村光夫、井伏鱒二、丹羽文雄、村松喬、そして関口良雄という順番。少なくともここに名前を挙げた人達のなかでいちばん良く書けている。井伏の「盆踊」は珍しくつまらない。これらの他には庄野潤三の「今年のムカデ」が読ませるのと岡部千葉男の「「禽獣」の原稿」がおもしろい。

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出だしだけだが、関口さんの語り口を知っていただきたいと思って拡大してみた。この後、久米正雄の売れない本をずっと店に並べていることについて触れて、その理由は、昔、久米の講演を聞きに行って好印象をもったからだとか(でも《私は久米正雄の本はあまり読んだことがないけれど》というのが関口さんらしい)。

つづいて古本買い取りの話になる。呼ばれて行ってもいざとなると売り渋る人がいて、夫婦喧嘩になった例。逆に《死ぬまでは売らないよと常々云つていたお客さんが、何と思つたか急に気が変わり、私を呼んで一斉に、書斉の本全部を、売り払った事があった》。関口さんが荷造りにかかったとき、そこの奥さんが出て来て、ビックリ仰天、今まで一冊も売ったことがなかったのに、あなたどうかしたんですか、となだめにかかったという。

そして最後に志賀直哉『夜の光』の見返しに書き込まれた文章を紹介して締めている。これがまたいい内容なのだが、それは『昔日の客』に収録されているので、そちらで楽しんでいただきたい。



明日は神戸へ。ギャラリー島田へ搬入の日。うまく並べられるかどうか、もう何十回とやってますが、並べてみるまでは不安です。

個展スタートは2日(土)からです。お待ちしております。会場にいない日もあります。作者に面談ご希望の方はあらかじめメールいただければ出勤するようにしますので、ご遠慮なく。欄外の「メモ帳」の「お問い合わせ」をクリックしていただければメールフォームが起動します。コメント欄でもけっこうです(非公開にもできますので)。
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by sumus_co | 2010-09-29 21:55 | 古書日録

昔日の客・夏葉社版

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関口夫人よりちらしと御手紙(コピーなので全文掲げる)をいただいた。いい本になったようだ。

夏葉社
http://natsuhasha.com/
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by sumus_co | 2010-09-29 21:54 | おすすめ本棚

無題(マン・レイ1965)

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展覧会に行くと必ず、展示品のなかの「どの作品でも差上げます」と言われたら、どれをもらうかということを考える(あるいは、どれでも買えるとすれば、と考えてもいいかもしれない。しかし「もらう」のと「買う」のでは少しチョイスが異なるような気もする)。

で、国際のマン・レイ展。ジュリエット・グレコの肖像写真も良かったし、マン・レイが使っていた絵筆とか杖なんかもかなり欲しくなるオブジェだったのだが、このビー玉(?)を詰めた壜(蓋にペイントして「MAN RAY 1965」の文字テープが貼ってある)が目に焼き付いて離れないので、これに決めた。といってもどうなるわけでもないけど。展覧会の楽しみ方のひとつということです。

石のビー玉については以前書いたことがある。
http://sumus.exblog.jp/8324943

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ブルジャッド『マン・レイとの対話』(松田憲次郎+平出和子訳、銀紙書房|水声社、一九九五年七月三〇日、装幀=中山銀士)をひろい読みする。マン・レイがパリに来たのは一九二一年、第一次大戦が終わった後。そしてドイツ軍のパリ侵攻直前、アメリカに戻った。その約二十年間が最盛期だったと言えるようだ。

モンパルナスではヘンリー・ミラーも近くに住んでいたようだが(むろん藤田嗣治とも重なっている)、ミラーはマン・レイを「面白いやつじゃない」と聞かされて近づかなかった。ところがカリフォルニへ落ち着いたとき、ある晩、彼らはパーティで出会って意気投合したらしい。

《で、彼とは親友となり、チェスをしたりしたものだーーチェスが付き合うきっかけだった、彼も大好きだったからねーー、終わると、少しおしゃべりした。彼は私の家によく来るようになった。そして、私はカリフォルニア高地の田舎に住むようになると、車で彼の家に立ち寄ったり、長居したりした。》

《フランスで二十年間暮らしていた私にとって、あらゆるアメリカ人がーー戦前、パリに八年か十年いたミラーでさえーーいくらか単純で、子供っぽく思えた。
 この時期、ミラーは気晴らしに絵をすこし描いていた。ちょっとプリミティブな感じの……子供が描くような水彩画を。絵を描くのが大好きで、ものを書く時には得られないような、一種の安らぎを味わっていた。》

Henry Miller, gallery of artwork
http://www.henrymiller.info/gallery/henrymiller.php

《子供っぽく思えた》西海岸でのマン・レイの仕事はやはりパリ時代ほど輝いていないような気がする。マン・レイ・イスト氏いわく「佐伯祐三が日本でパリのような絵が描けないのと同じじゃないかな」と。まったく同感である。
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by sumus_co | 2010-09-28 21:00 | 雲遅空想美術館

マン・レイ展 知られざる創作の秘密

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独立行政法人 国立美術館 国立国際美術館
〒530-0005 大阪市北区中之島4-2-55
http://www.nmao.go.jp/japanese/home.html

「Unconcerned But Not Indifferent」という副題がついた展覧会。東京の新美術館から巡回してきた。マン・レイの作品をもっとも大量に所蔵するのはパリのポンピドゥーだが、次にまとまって持っているのがニューヨークのマン・レイ財(マン・レイの妻ジュリエットが兄弟とともに設立)だそうだ。ただし、いったいそこにどんなものがどのくらいあるのか、まだ完全には整理されていないらしい。そのためクズ呼ばわりされることもあるらしいが、今の美術鑑賞や研究の流れからすれば、名品主義ではなく、そういう雑味(かどうか断定はしないが、本展図録でも弁解がましい記述が目立つ)こそがこれから賞玩されてしかるべきだろう。ひと言で言えば「これがマン・レイだ」じゃなくて「これもマン・レイだ」という展覧会。

副題が気になった。それについてカタログにはこう書かれている。

《Unconcerned But Not Indifferent(「無頓着、しかし無関心ではなく」)という言葉は、マン・レイ作品のひとつからとられたものであり、同時に、ジュリエット・マン・レイがふたりの墓の墓碑銘に選んだ言葉でもある》

細かいことだが、墓にはジュリエットの筆蹟(筆記体)で「unconcerned but not indifferent」(全て小文字)と彫られている。《マン・レイ作品のひとつ》からとは知らなかった。ちょうど会場でお会いしたマン・レイ・イスト石原氏にこの点をお尋ねすると、マン・レイの口癖だったとも言われているそうだ。

辞書の上では「unconcerned」と「indifferent」はかなり似た意味。日常の言葉としてどんなふうに微妙な違いがあるのか、英語をよく知らない人間には分からない。「気にしてないよ、でも気にかけてないわけじゃないよ」とかこのくらいの違いだろうか(?)。こんなところが気になって仕方なかったけれど、もちろん作品群も楽しませてもらった。例の水ぶっかけの「ジョイス・マンスール」のポートレートには惹き付けられた。

マン・レイの墓石は三月に紹介した。
http://sumus.exblog.jp/13062776

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本日は招待日で、めずらしく招待状を頂戴したので、ありがたく拝観させてもらった。館長の挨拶中。ニコンとダイキンが協賛している。新聞は日経。
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by sumus_co | 2010-09-27 21:48 | 雲遅空想美術館

JUSTINE

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『D.A.F. DE SADE OEVRES COMPLÈTES II JUSTINE OU LES MALHEURS DE LA VERTU 』(JEAN-JACQUES PAUVERT, 1955)、『サド全集』第二巻「ジュスティーヌ1」と第三巻「ジュスティーヌ2」の二冊を先日アスタルテ書房で買った。久々のジャン・ジャック・ポヴェール版で喜んだ。

「D.A.F.」はサドの名前「Donatien Alphonse François」の略。《快楽、それはバラドクスである》から始まる序文はバタイユ。そして何故か一九六七年のポヴェール出版目録が挟んであった。

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この目録発行時点での『サド全集』の構成は以下の通り。

I Les Infortune de la Vertu
II-III Joustine ou les Malheurs de la Vertu
IV-VI Les Crimes de l'Amour
VII Historiettes, Contes de Fabliaux Dorci 
VIII Dialogue entre un prêtre et un moribond, Ecrits politiques, Oxtiern
IX-XII Aline et Valcour ou le Roman Philosophique(印刷中)
XIII Cahiers personnels
XIV La Marquise de Gange(印刷中)
XXIX-XXX Lettres de Vincennes et de la Bastille

ポヴェールは五十年代、六十年代につづき九十年代にもサド全集を刊行しているが、いったい全体何巻出したのか今ちょっと検索しただけでは分からなかった。

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読者はがきもあった。「カタログご希望の方はこの葉書に住所氏名を書いて申し込んでください」。本そのものよりもこういうコミがうれしい。
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by sumus_co | 2010-09-26 21:42 | 古書日録

山上の蜘蛛 第12回小野十三郎賞特別賞 受賞!

第12回 小野十三郎賞決定!
http://www.osaka-bungaku.or.jp/ono_list.html

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山上の蜘蛛 神戸モダニズムと海港都市ノート
2009年9月25日発行

著者 季村敏夫
装幀 林 哲夫
ジャケット版画 政木貴子
発行所 みずのわ出版

217×153mm

ジャケット NTほそおり ホワイト 四六判Y目130kg
表紙 NTほそおり 青紫 四六判Y目100kg
見返 NTほそおり 青紫 四六判Y目130kg
別丁扉  NTほそおり ホワイト 四六判Y目100kg

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政木貴子さんの銅版画(ドライポイント)を見ていて、作者と話をしていて、ギャラリー島田の島田さんが「林さんの装幀にいいんちがう」みたいな話になって、そうかでは使わせてもらおうと決まった。

最初、この本の著者・季村敏夫さんからルドンの「蜘蛛」にしてほしいという意向を聞いていたので、別の本にと思っていたが、ルドンの「蜘蛛」ではあまりにもピッタリはまりすぎる。ほのめかすところがまったくない。そうか、ならば政木さんの版画にしよう、ということで、ルドンの「蜘蛛」はジャケットではなく表紙の方へ移動させた。これならちょうどいい感じ。「NTほそおり」という紙もけっこういいじゃないか。紙の善し悪しは本になってみないと分からないところがあるが、これは満足。

すでに何度か言及したように、ゲラの段階で読ませてもらって、多少の校正のようなこともしたから、その迫力は十分承知しているつもりだった。しかし、こうやって本になって、図版が入ると(ゲラには図版がなかった)、また一段とパワーアップしたようだ。神戸の出版や詩人の活動に興味のある者にとっては必読の書である。神戸に限らない、日本におけるモダニズムから戦後にかけての詩の流れを見て行く上でもたいへん有益かついろいろ考えさせられる一冊。

ハッキリ言って部数は少ない。海文堂書店、東京堂書店にはある程度の冊数が並ぶと思うが、早い者勝ちかもしれない。人名索引完備で403頁、2500円ならお買い得だ!
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by sumus_co | 2010-09-26 17:13 | 装幀=林哲夫

ちくま10月号

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『ちくま』10月号。阪急神戸線。昨年初夏ごろと思う。雑誌で夏の旅行に関する記事を読んでいた新入社員(?)
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by sumus_co | 2010-09-26 14:49 | 装幀=林哲夫

絵はがき談義

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細馬さんとの談義、無事終了。iPad でコレクション絵葉書を見せて下さったのが好評だった。終了後、別の仕事で京都へ来ていた生田氏も合流して打ち上げ。絵はがき展示はまだ続きますので、ぜひご覧下さい。

「写真絵はがき」の中の朝鮮民俗
◉2010年8月21日〜10月17日

「絵葉書」談義
◉9月11日(土)13:00〜 生田誠 × 林哲夫[終了]
◉9月25日(土)13:00〜 細馬宏通 × 林哲夫[終了]
 
高麗美術館 Koryomuseum of Art
所在地京都市北区紫竹上岸町15
TEL075-491-1192
FAX075-495-3718
開館10:00-17:00 (入館は16:30まで)
休館毎週月曜日(ただし、祝日と重なる場合は翌日)
年末年始・展示替期間
http://www.koryomuseum.or.jp/
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by sumus_co | 2010-09-26 09:21 | もよおしいろいろ

第一回海外踏破実況

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「世界探検家 菅野力夫 第一回海外踏破実況」(日本力行会、東京市小石川区林町七十番地)。数年前にある古書目録から入手した。袋のなかには九枚入っていたが、二枚だけ紙が白っぽいので、別のヴァージョンがまぎれこんだ可能性もある。ターバン姿の絵葉書は一枚だけ別に入手したもの。謎の探検家だとされていた菅野力夫も最近は急速に研究が進んでいるようだ。

菅野力夫研究会
http://tankenka.j-wak.com/index.html

このサイトに「第一回海外踏破実況」の袋が出ているが、それは上の袋とは若干デザインが異なる。また、研究会の略年譜によれば、菅野が第一回の探検に出かけたのは大正二年から三年にかけてである。肖像写真のバックグラウンドには

《萬里遠征ノ雄心歇ミ難ク明治四十四年九月母国ヲ辞シ南満、朝鮮、台湾、南清ノ実情ヲ察シ進ンデ新嘉坡ニ上陸馬来半島ヲ縦断シ「スマトラ」ヲ一週シテ遠ク「ビルマ」ニ渡リ更ニ印度ニ入リ幽玄「ヒマラヤ」ノ高嶺ヲ踏破シ西蔵ノ国境ヲ窺フ駱駝ノ背上「ダール」ノ沙漠ヲ横断シ「ベルヂスタン」「アフガニスタン」ヲ経テ亜細亜土耳古ニ向フノ途次彼斯ニ於テ軍事探偵ノ嫌疑ニヨリ官憲ノ護送スル所トナリ孟買ニ至リ之ヲ以テ第一回ノ宿図ヲ遂ゲ大正三年二月帰朝ス》

と印刷されているものの、略年譜を見ると、明治四十四年に頭山満に従って上海へ渡り(書生をしていた)、一旦、四十五年には長崎にもどり、大正二年一月に鹿児島へ行っているようだ。そして二月になってから世界探検に出発した。といっても、なんとなく探検ではないように思われるのだが、探検じゃなきゃ何なんだと言われれば、やはり探検なのかもしれない(チラッと世界中をまわって自己流のダンスをする YouTube で人気の青年を連想した)。

絵葉書は講演会の折りに販売されたものという。細馬宏通さんのサイトにも菅野力夫が登場しているのでチェックされたし。明日は細馬さんとのトークにより更新はお休みします。

絵葉書趣味
http://www.12kai.com/pc/index.html
世界探検家菅野力夫の謎
http://www.12kai.com/pc/sugano.html

***

細馬宏通×林哲夫「絵葉書」談義
◉9月25日(土)13:00〜
 
高麗美術館 Koryomuseum of Art
所在地京都市北区紫竹上岸町15
TEL075-491-1192
FAX075-495-3718
http://www.koryomuseum.or.jp/
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by sumus_co | 2010-09-24 20:50 | 古書日録