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世界大戦を暴く

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武藤貞一『世界大戦を暴く』(興亜日本社、一九四一年、装幀=大川一夫)。四天王寺の百円均一で、迷った末に購入。表紙の印象的な構成にひきつけられた。装幀の大川一夫については検索しても絵本が数冊ヒットするくらい。子ども図書館検索でも生没年は記載なし。

武藤貞一は戦前には『英国を撃つ』とか『世界戦争はもう始まっている』とか『日支事変と次に来るもの』(いずれも新潮社、一九三七年)とか、戦争評論家としてヒットを連発していたようだ。『世界大戦を暴く』も同じく、主にナチスドイツとヨーロッパ諸国の関係および第二次大戦に予想される新兵器や作戦傾向などについて、論理的に分かりやすく説いている。一種の予言の書であって、かなり予言は的中したと言えるのだろう。

本書の結論は支那事変を早期に収拾すべしというに尽きる。ドイツの敗北を予想し、日本の政策として、支那・満州国と親交を保ち、欧州大戦後に備えるべし、である。

÷

本日もセブンでコピーをしていると、定額給付の書類封筒と免許証を握って、初めてコピー機に触りますという六十くらいの男性がやってきた。お先にどうぞと譲ったところ、いきなりタッチパネルに触っているので、おせっかいだとは思ったが、「まずお金を入れるんです」と教えてあげた。で、けっきょく全部こちらがやってしまったが、甘やかしすぎたかも。
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by sumus_co | 2009-04-30 22:08 | 古書日録

マキムラ書店

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《不況対策といえば、昭和八年一月に丸太町の有力な古本屋九軒と、百万遍通りの本屋一軒、その他のもの三軒、合計一四軒が「書燈会」を組織し、共同で古書目録を出しはじめ、隔月に出して八号ほどつづいた。この会の目的は「非常時更生の意気に燃立て」立ち上ったと宣言している。これを組織し中心となったのは成文堂の長谷川、マキムラ書店の牧村博などであった。牧村は三高、東大の出身だが、京大にも籍をおいたことがあり、末川博先生の指導を受けていた。その関係であろう、末川先生は「書燈」の創刊号の巻頭に一文をよせ、古書肆がこうした組織を結成し、共同するのを祝賀し、激励しておられる》(脇村義太郎「京洛書肆街考」)

京都市左京区丸太町通川端東入
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by sumus_co | 2009-04-30 17:45 | あちこち古本ツアー

内科病論

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ベルツ『内科病論 中篇』伊勢錠五郎訳(刀圭書院、島村利助、丸屋善七、田村平策、明治十五年)。出版人が誰かということが分かり難い表示だが、「刀圭書院」はおそらく校閲者の樫村清徳の関係したものではないだろうか。樫村は東大医学部の薬剤学教授、明治・大正天皇の侍医を勤めたという。ちなみに刀圭(タウケイ)は薬を盛る匙のこと。転じて医術を指す。

この扉の丸い印章が気に入って四天王寺の百均で購入。どう読むのか、とっさに分からなかったが、とにかく向って左は「醫(医)」だろう。医学書だし。後は帰宅してから書体字典をひっくり返し、右が「豊右」、上が「尊」ではないかと見当をつけた。「豊右醫尊」「醫尊豊右」?(御教示願いたし)

奥付の「島村利助」は島村屋利助、または英蘭堂島村利助と名乗って医学・化学を中心にアカデミックな教科書を多数刊行している。《明治21年(1888年)、留学先のドイツから帰国した森林太郎は、11月に「非日本食論ハ将ニ其根拠ヲ失ハントス」と題する講演を行い、同年12月にその内容を島村利助發賣書肆より出版した》(ブログ「a tempo —医学史・茶道・その他—」より)など、明治期の重要な版元である(が、情報はほとんどない)。この頃は、検印紙を用いず、直接、奥付頁に捺印していた(先日の漱石の検印と同じ)。

「丸屋善七」については拙著『古本屋を怒らせる方法』(白水社、二〇〇七年)のp194に藤木秀吉の説を引用しておいたので、参照されたい。要するに、丸屋善七という人間がいたのではなく、架空の名義。なお田村平策については未詳。

÷

医学書を出したのは、別にメキシコ風邪が広がっているからではないが、気になるニュースには違いない。古本即売会大丈夫か? 

風邪というと古本者はやはりスペイン風邪を思い出すしかない。スクラップ帳を見ると、内田百間『実説艸平記』(新潮社、一九五一年)からの引用メモがあった。烏森の眼鏡屋で金縁を買ったところ、そこの主人がはあはあ言っていた。スペイン風邪に罹っているのかもしれないなと思ったら、案の定、

《果してその翌日から猛烈なインフルエンザの熱が出て、到頭四十度を越しただけでなく、家中の者がみな感染して大変な事になつた》

また高村光太郎の渡辺湖畔宛の手紙(大正七年十二月一日)にはこうある。

《其後例の流行感冒は小生幸に免れ候へ共 家族のもの此が為めに悩まされ 回復後湯治に参るやらそれやこれやにてごたごたいたし居候》

アポリネール、エゴン・シーレ、クリムトらがスペイン風邪のために死亡している。ムンクはなんとか回復して「スペイン風邪の後の自画像」を描いた。アポリネールの母親も息子の後を追うように風邪のために死んだそうだ。

同じスクラップ帳に気になる新聞記事が貼付けてあった。一九九七年三月二六日朝日新聞「「スペイン風邪」流行のなぞ解明」

《八十年近くも保存されていた、スペイン風邪で死亡した陸軍兵士の肺の病理組織から原因遺伝子の分離や基本構造を明らかにすることに成功》《患者から得られたウイルスの基本構造は豚のインフルエンザウイルスの類似型と判明》

やはり豚だったのか……油断できない。
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by sumus_co | 2009-04-29 21:55 | 古書日録

イタリア紀行

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麻生三郎『イタリア紀行』(越後屋書房、一九四三年)。麻生三郎と言えば、古本好きなら『帖面』(帖面舎)の表紙だろうし、松本竣介、船越保武(船越桂の父)といっしょに写っている写真もよく知られている。回顧展も何度かあった。

じつは小生、武蔵美時代に麻生の教えを受けた。たしか当時の武蔵美は三、四年になると担任というものがなく、数名の教授・講師が交替で絵を見に来るシステムだった。森芳雄と麻生三郎が二大巨匠という感じで、直接指導を受けたなかには他に、中間冊夫、斎藤長三、須田寿、根岸正、松樹路人、桜井寛らの先生たちがいたと思う(授業以外では先生方とまったくつき合いがなかったのでよく知らない)。森先生は気が向いた生徒の絵にはどんどん手を入れていた。麻生先生は言葉少ない人だったが、たしかボロクソに貶されたような気もする。「こんふうに描く意味が分からない」とかなんとか。

東京都の美術館で開催された回顧展は見たはずなのだが、この本の表紙になっているような風景画はまったく記憶になかった。ふつうの写実的な作品は、せいぜい、皿を舐める自画像とか女性像ていどしか思い出せない。図録は今手許にないし。ということで、このパリの街景はかなり意外で、かつ新鮮に映った。挿絵として多数収められているデッサンもいいし、文章もしっかりしている。師匠再発見。四天王寺にて、百円ではなかったが、安かった。
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by sumus_co | 2009-04-28 21:01 | 古書日録

四天王寺

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矢も楯もたまらず四天王寺さんへ。天気はまあまあだったが、風が冷たかった。何はともあれ百円コーナー。落ち穂拾いの気分で。まずは『浪漫古典』第八輯(昭和書房、一九三四年一一月一日)トオマス・マン研究特輯。巻末に既刊号の目次も掲載されており、それを見ると、そうとうハイレベルな文学雑誌だということが分かる。編輯兼発行人の根岸秀次郎とはいかなる人物だろうか。『エスプリ』という雑誌も出していたようだ(創刊は『浪漫古典』と同じ昭和九年)。

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他にボロボロの『改造』六巻八号(一九二四年八月一日)。岸田劉生の「昔の童話しんぱんゑばなし猿蟹合戦」と「海鯛先生の清玩論」、稲垣足穂「星使ひの術」、辻潤「エイシヤクバイ」などが掲載されていた。

後は、シュトルム『湖』渡辺格司訳(矢代書店、一九四七年)がちょっと嬉しかった。矢代書店への興味から見つけ次第確保している。……と書いていてはキリがないので、またおいおいに紹介する。会場全体にどの店も五百円均一、三百円均一(五冊千円)だとか、二百円均一だとか、投げ売り状態だ。けっこうほんとにいい本も混じっている。

ところで、行きの阪急電車のなかで若い男性二人が立ち話をしていた。平服だったが、どうやら、車掌か運転手の新人らしい。電車の車両の数を間違えて停まった場所がどうのこうのと喋っていた。で、こんなことを言った。

「淡路と高槻は駆け込み乗車が多いよな」
「そうそう、でも、淡路と高槻の駆け込み乗車の質が違うよな」

ホウ! 駆け込み乗車の「質」とはいかなるものや? もう少し詳しく聞きたかったが、そのあとすぐに降りてしまった。
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by sumus_co | 2009-04-27 18:20 | 古書日録

ちくま5月号

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by sumus_co | 2009-04-26 22:51 | 装幀=林哲夫

白水社

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山口県よりの客あり、こちらは仕事がらみなので、寺町のスマートで打合せ。雨模様だったが、日曜日のせいか電車も商店街も混雑していた。打合せは問題なく順調に済み、ちょっと尋ねたいこともあって久しぶりにアスタルテ書房へ。いろいろと有益な情報を頂戴した。

その話しの流れで「こんなのありますよ」とアスタルテ主人が出してくれたのが、古い書皮が何枚かまとめて入ったビニール袋である。取り出してみると、いずれも昭和初期のものであろう、大阪の十二段家書房やエミヤ書店などが混じっている。これは珍しいと思って即購入。関西のものの他に白水社があったので掲げておく。切れているわけじゃない。大きいので二分割してスキャンした。

ついでながら、アスタルテさんに『spin』03(佐野繁次郎装幀図録)がまだ一冊残っていた。お探しの方は急行されたし。サインも入れときました。

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今回は天候に恵まれない四天王寺の即売会だが、Mさんから報告がとどいた。

《雨で初日をあきらめた四天王寺に行ってきました。風は強いし途中から雨が降り出すやら、お店の方々には今日も気の毒な一日だったようです。でも私は十分楽しく買えました。100円均一で1冊も買えないという事態にもかかわらずです。各お店が300円均一台を沢山出していたので、そちらであれこれ買うことができました。『上林暁全集第13巻』増補版、『女たちの名詩集』思潮社、『夜よゆるやかに歩め』帯。前から欲しかった新潮文庫の『エトランゼエ』藤村帯が200円。『明るみへ』与謝野晶子大正5年金尾文淵堂裸本が500円。これの後ろ見返しに1万円以上の値札が!その他折口信夫全集を少し等でした。午後からはまた均一台にシートが被せられていましたから、まだまだ楽しめると思います。》

いやあ、行きたいなあ! 行きますよ、行きますとも。
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by sumus_co | 2009-04-26 20:13 | 古書日録

有秀堂

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《昭和三十二年からの美術書専門店。店内には書籍が隙間なく積まれている》《美術書の幅広さ、資料の多さでは業者にも重宝され、たぶん日本一では?》(『改訂版京都古書店巡』2000)

表の均一(?)がけっこうそそられる。ただし千円単位の均一である。

京都市中京区押小路通東洞院東入瓦之町398番地
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by sumus_co | 2009-04-26 20:11 | あちこち古本ツアー

草子3 異霊祭

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吉岡実『書下ろしによる叢書 草子3 異霊祭』(書肆山田、一九七四年)。来客があっていろいろ話し込んだ後、烏丸まで出て食事をし、コーヒを飲んで別れた。その帰りに寄ったある古本屋で発見。これはずっと欲しかった一冊で多少焼けているせいか安かった。さっきまで向き合っていた方も手練中の手練古本者なので、パワーを頂戴したかも。この草子シリーズの発案も装幀も瀧口修造だそうだ。詳しい解題は例によって「吉岡実書誌(小林一郎 編)」を参照されたし。

この簡素な造本(特装本もあるようだ)、針金中綴じ十六頁(筒袋付き)を見て「Supplement to British Book News」を思い出した。何冊か持っているが、ここに掲げるのは表紙は別で中綴じ十六頁の本文に扉と口絵(肖像写真)が貼り込みになっている。クリストファー・ホリス『G. K. チェスタートン』(一九五〇年)。タテ21.5cm(草子は19.7cm)。

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発行はロングマンだが、ナショナル・ブック・リーグがブリティッシュ・カウンシルのために発行している『BRITISH BOOK NEWS』の付録だそうである。ナショナル・ブック・リーグについては下記。

http://www.booktrust.org.uk/show/feature/About%20us/Booktrust-history

またはもう少し古く「THE AUGUSTAN BOOKS OF MODERN POETRY」(Ernest Benn)シリーズなども連想させる。こちらは一九二〇年代(刊記なし)。ハリガネ中綴じ表紙とも十四頁。タテ22.2cm。

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瀧口がこういった冊子にヒントを得たのかどうかは即断できないにせよ、詩集とはこうありたいものだと思った気持はよく分かるような気がする。

÷

『彷書月刊』五月号。そういえば、名古屋で南陀楼綾繁氏から「古本屋ツアー・イン・ジャパン」に取材したいと聞いたことを思い出した。なんと、驚愕の事実が(!)……はちょっとオーバーだが、へえェ〜という方が書いておられる。『彷書月刊』、買いに走れ! といっても近くには売ってないかも。関西エリアは下記で取扱いらしい。* は古書店。

BS談新大阪店06-6304-0722
*日本橋ブックセンター06-6213-0143
*天地書房なんば店06-6643-2222
ジュンク堂書店天満橋店06-6920-3730
ジュンク堂書店大阪本店06-4799-1090
旭屋書店本店06-6313-1191
樋口書籍06-6623-0231
ユーゴー書店06-6623-2341
旭屋書店天王寺MIO店06-6773-0107
*オランダ屋書店0726-25-3314
ブックストア談京都店075-255-0654
ジュンク堂書店京都店075-252-0101
アバンティブックセンター075-682-5031
海文堂書店078-331-6501

詳しくは「彷書月刊」HPにて。
http://www3.tky.3web.ne.jp/~honnoumi/
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by sumus_co | 2009-04-25 21:43 | 古書日録

VIKING 700記念号

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《文学雑誌VIKINGは、自らの存続を唯一の目的として発行されている。丁度、人がよく生き、永く生きることを求めるように。》(VIKINGの約束について)……こんな宣言を掲げる《文学雑誌》は他にあるだろうか。中尾さんの連載は島尾敏雄と富士正晴が噛み合なくなって、あわや解散という話が持ち上がっているところ。ほほう。

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久しぶりにペンギンブックスのサイトを見ると colophon(コロフォン)のコレクションが紹介されていた。

http://thepenguinblog.typepad.com/the_penguin_blog/2009/04/the-colophon.html

コロフォンというと「奥付」の意味だと思っていたが、出版社のマークもやはりコロフォンということを初めて知った。

1. An inscription placed usually at the end of a book, giving facts about its publication. 2. A publisher's emblem or trademark placed usually on the title page of a book.
(The American Heritage® Dictionary of the English Language, Fourth Edition)

日本のものも集めてみたら面白そうだ。

÷

もひとつ、ジベール・ジョセフ書店の詩集のページを覗いたら、たまたま俳句の本が紹介されていた。

『紅唇:日本の女流俳人』
Du Rouge Aux Levres ; Les Haijins Japonaises

Auteur : Chipot, Dominique ; Kemmoku, Makoto

LA TABLE RONDE(版元サイト)
http://www.editionslatableronde.fr/ouvrage.php?id_ouv=I23008

「Kemmoku, Makoto」なる人物に聞き覚えがなかったので、調べてみると、有名な方だった。

「原爆句抄」を仏訳出版
http://www.kobe-np.co.jp/rensai/cul/485.html

尼崎在住で、県立西宮香風高校教諭だという。一九五二年埼玉県生れ、学習院大学文学部卒業。同大学院博士課程(仏文専攻)単位取得修了。著作として『呪われた詩人 尾崎放哉』(春秋社、一九九六年)等、訳書として『薔薇物語』(未知谷、一九九五年)など。

どういう風に飜訳されているのか、ちょっと覗いて見たい気もする。と思ったら放哉を紹介したサイトがあった。

http://nekojita.free.fr/NIHON/HOSAI.html

  咳をしても一人

  Je tousse pourtant je suis seul

  seki o shite mo hitori


「咳をしても」の「も」が「pourtant」なのだが、咳をしても、何をしても、あるいは、しなくても、一人、というふうに考えるなら、なかなか難しいぞ、俳句の飜訳は。
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by sumus_co | 2009-04-24 21:24 | 古書日録