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小学読本 卷之四

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師範学校編纂『小学読本 卷之四』(文部省刊、一八七五年)。奥付は《文部省師範学校御蔵版/官許翻刻製本発売所/京都府下平民/祥雲堂 神先治郎助/下京第五区御幸町通六角下ル/伊勢屋町三百五十一番地》。

ちなみに京都に上京(かみぎょう)と下京(しもぎょう)ができたのが明治二年。三条通を境に上(北)・下(南)に分けた。明治十二年から上京区・下京区と区が付くようになる(だから上の奥付は下京区ではなく下京第五区なのである)。明治二十二年に市制が敷かれ、人口増加にともなって中京区ができたのはようやく昭和四年のこと。

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上図は彗星の説明図。この『小学読本 卷之四』は天文、物理、化学について啓蒙した内容である。

《彗星ハ、行星ノ一種ニシテ、或ハ鮮明ナル、長キ尾ヲ引ク者アリ、或ハ種々ノ、光芒ヲ発スル者アリ、」此星ハ、運行極メテ速ニシテ、其太陽ヲ回ルコト、他ノ行星ノ如クナラズ、且其軌道、甚遠大ニシテ、楕円状ヲナシ、或ハ太陽ニ近ヅキ、或ハ甚遠ザカルコトアリ》

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Mさんより四天王寺の報告あり。「百鬼園随筆」は残り福でしたね!

《最終日にしか行けなかった四天王寺。100円均一台も期待薄。「百鬼園随筆」昭和10年改装第一版函欠。背の字も消えているので開いてみないと分らない。よくぞ見つけたと自ら誉めてやりました。「雑文集夕ごころ」永井龍男裸本。「泥芝居」杉浦明平福武書店田村義也装丁。以上3冊のみ。一袋500円だがその気力なし。他の店で「現代名作名画全集第一巻石井鶴三集」を200円で、「かの年月」福原麟太郎吾妻書房初函を600円。明日からの勧業館は家人の実家へ行くので何年か振りにパスです。残念。 》

高橋輝次さんはファックスで《四天王寺はさっぱりでした。「デモス」1冊見つけた位です》とのこと。最新の創元社の古書往来では三国一朗の戯曲を取り上げておられる。

転宅は控えていても、勧業館(否、みやこめっせ)へは出かけるつもり。ブレーキがかかるくらいでちょうどいい。雨模様かな……。
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by sumus_co | 2007-04-30 21:43 | 古書日録

茶色の朝

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フランク・パブロフ『茶色の朝』(藤本勇一訳、メッセージ=高橋哲哉、大月書店、二〇〇三年、絵=ヴィンセント・ギャロ)。茶色 brun はナチスの制服色でありナチズムの象徴である。これは金子マーティンさんに教わった。氏の著書『神戸・ユダヤ人難民1940-1941』(みずのわ出版、二〇〇三年)を装幀したときに、特に意識せずにジャケットを茶色にしたところ、そう指摘された。

まあ、それはピッタリだったからいいようなものの、色使いにも注意が必要だ。ずっと前にも書いたと思うが、ナチスが用いたモダンなサンセリフの書体があって、それも安易には使用できないということを松本八郎翁から経験談としてうかがったことがある。デザインは思想を現すということか。

今回のフランスの大統領選ではそうでもなかったが、前回には決選投票にまで残った極右候補の躍進に対する寓話としてパブロフは『茶色の朝』を書いたそうだ。茶色以外の犬や猫を処分しなければならないという法律ができて……というような短いが不気味な話。絵を付けているヴィンセント・ギャロは『バッファロー'66』のギャロである。

本日、ひさびさに古本市場へ出かけた。ハナギレを探すため。105円で気に入ったのを買って、バラしてハナギレだけを取り出し、装幀原稿の見本に貼付ける。ハナギレはハードカバーの背の上端と下端に接着してある小さな布のこと。百円棚のハードカバーをしらみつぶしにちょっと引き出して上からのぞく。ヘンな客。そこで『茶色の朝』を発見して思わず購入したのであった。

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皓露書林の金井一義さんがつい最近亡くなられたとのこと。昨年十二月の海文堂書店の「三箱古本市」に出品してくださって、その会場で一言御挨拶しただけだが、かつての店の様子とともに忘れられない古書店人である。ご冥福をお祈りする。皓露書林については『神戸の古本力』(みずのわ出版)を参照されたし。
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by sumus_co | 2007-04-29 21:31 | 古書日録

小学読本卷一

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師範学校編纂『小学読本卷一』(文部省、一八七五年)より。見返しに文部省刊となっているが、奥付発行元は大阪心斎橋の、瀬戸清次郎、大野木市兵衛、中川勘助、中野啓蔵である。明治七年八月改正、《文部省御蔵版翻刻明治八年一月官許》。

《群児、相集り、毬を投げて、遊び居り、◯彼等の棒を持てるハ、投げたる毬を、受留るを以て、楽とするなり、若し其毬を受留ること、能ハざる者をバ、負とするなり、◯此毬ハ、柔にして、堅きものに、あらざるゆゑ、人に中りても、傷くことなし》

というふうに上図は説明されている。どう見ても「野球」だが、《棒を持てるハ、投げたる毬を、受留る》としてあるのは書き手が実際の野球をまったく知らなかった証拠である。

日本で野球らしきスポーツを初めて行ったは第一大学区第一番中学(後の開成学校)の教師だった米国人ホレース・ウィルソン Horace Wilson とされる。彼が明治五年にノックのようなことをし、開成学校となった翌六年にクラーク(ウィリアム・スミス・クラーク William Smith Clark)が学生たちのチームを作って試合をさせた。ほぼ同時期かやや早く北海道開拓使仮学校のベーツが生徒達にベースボールを教えていたという説もある(大和球士『真説日本野球史明治篇』)。

ということならば、この絵の説明が正しくなくても仕方ないかなという気はする。この挿絵は外国の教科書などから模写した可能性が大きい。だったとしても、日本における野球らしきスポーツの紹介記事としては最初期のものであろう。

ちなみに「野球」という訳語を考案したのは中馬庚(ちゅうまん・かなえ)。明治二十七年、第一高等中学校(第一高等学校)の卒業に際して執筆したベースボール部史(翌年『一高野球部史』となる)で用いたのが最初らしい。その四年前に正岡子規が野球(のぼーる)という雅号を使っていた。また「打者」「走者」「四球」「直球」「飛球」「遊撃手」などの訳語も子規が考案したという(Wikipedia の要約)。

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『文游』26号が届く。長谷川憲一「印刷における日本語表記」の冒頭に明治初期の漢字廃止・漢字節減論について簡単に触れられていて興味を覚えた。前島密が漢字廃止の建議をしたのが慶応二年だそうだ。学制発布とともに文部省は漢字節減を打ち出し、3167字を決定した。同じ頃、福沢諭吉は小学校用国語教科書『文字之数』で漢字803字を提示しているという。それにしては上記引用文をみても実際にはかなり難しい字を使っていたのだね。

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昨日、急に、装幀の仕事が入った。ところが、手回しよく、紙の見本帳とDICカラー・ガイド(印刷色の見本帳)をすでにどこかのダンボール箱にしまい込んでいたので、さあ、たいへん。紙の見本帳は一箱だったから容易に見つかったが、カラー・ガイドはどこに入れたかすっかりきっぱり忘却の果て。ううう〜んと唸って、おみくじを引く思いで一箱開ける。これじゃない。もう一箱に手をかける。これでもなかった。ならばこれか、ということで三箱目に発見、超ラッキー!

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城北古書会展の目録が届く。石神井さんの頁に欲しい本がいくつも並んでいる。目の毒、目の毒。引っ越しがすむまではガマンの一手なり。
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by sumus_co | 2007-04-28 21:06 | 古書日録

こころの回廊

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こころの回廊 本願と出会う旅
渡辺郁夫
2007年5月15日初版第一刷発行
みずのわ出版
装幀 林哲夫

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宗教をめぐるエッセイ集。よって輪をもってきた。帯に続いているのがちょっとした工夫。
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by sumus_co | 2007-04-28 18:38 | 装幀=林哲夫

古本暮らし

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古本暮らし
二〇〇七年五月五日初版
著者 荻原魚雷
発行者 株式会社晶文社
カヴァー・トビラ作品 林哲夫
ブックデザイン 間村俊一

間村さんから電話で「へんてこな絵ないかなあ?」と言われて送ったのがこのジャケットの作品。妻の里の高松市にある公園。樹木の向こう側は瀬戸内海である。発送した時点でも、魚雷氏の文体に合っているような気はしたのだが、こうして出来上がってみると、まさにぴったりだったと思う。古本の絵をもってこないところがさすが間村さん。

  *

荻原魚雷氏の『古本暮らし』(晶文社、二〇〇七年)が届いた。見本なので、店頭に出回るのは連休明けかもしれない。読み始めるといきなりこんな箇所にぶつかった。

《ヤマト運輸でアルバイトをしていた友人と元ペリカン便のセールスドライバーの友人に手伝ってもらった。彼らは本の多い家の引っ越しがいちばんいやだといっていた。ダンボールにぎっしり詰めこんであったりすると、プロでも運ぶのがキツいそうだ》

ゴメンナサイと今から謝っておきます。それはそうと、魚雷氏は『sumus』同人のなかでももっともストイックな古本者であろう。岡崎、河上、山本、生田、松本(かつての)、吉川(幻の同人)各氏の蒐集癖はいずれ劣らぬレベルにあってオソルベキであり、扉野氏はかなり洗練されているような気もするが、お寺にはごっそり置いている。生田氏は絵葉書に乗り換えたので除くとして、おそらく小生の所蔵本数がいちばん少なかろう。

しかしそれよりもなおストイックなのが魚雷氏だ。スペースを決めておいて、そこからはみ出た本は次々処分するという。処分するような本は必要でない本だし、必要ならまた買えばいい。三回売って四回買った本もあるという。これぞ最善の蔵書維持方法という気がする。買って売るを繰り返すんだから古本屋と同じである。

その意味でもっとも異色な同人かもしれない。マイペースという言葉がぴったりである。しかしその懐は広い。いろんなポケットがあることがこの本からも分かる。まだ全部読み通していないのだが、「あとがき」の中川六平さんに「おまえ、編集の仕事やらないか。一緒におもしろい本つくろうぜ」と誘われて断るくだりはなるほどと思った。

《ありがたい話とはおもいつつ、まだ文筆生活に未練があったので、丁重にお断りした》

魚雷氏のピンと筋の通った文章はこの覚悟に裏打ちされていたのだ。実は魚雷氏に初めて会ったころから言い続けているのだが、小説を書きなさい、小説(書いていたらしいのだけど)。絶対いいのができるような気がするけどなあ。この本、(荻原流に)もったいないからゆっくり読ませてもらいます。いい本できたね。

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b0081843_21114482.jpg喜多村拓『古本屋開業入門』(燃焼社、二〇〇七年)。高橋輝次氏の編輯になる古本シリーズものを出していた燃焼社から久々の古本本。古本屋開業のノウハウを事細かに説明してくれている。平成の古本屋の記録として後の世に珍重されるかもしれない。




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b0081843_21175133.jpg仲村渠芳江(なかんだかりよしえ)『バンドルの卵』(詩遊社、二〇〇七年、装幀=高橋善丸、写真=今泉真也)。沖縄そのものであり、沖縄を越えた何ものかであるような詩集である。





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・だん袋 → どんぶり → どんぶり勘定
・poo 犬の糞
・G-men Government men
・T-men Tax men
・キサス 多分
・大調和 マクロコスモス
・24 pupils 24の瞳(24人の生徒でもある)
・プレクトラム plectrum ばち(楽器の)
・ノリ 謡で平ノリ(七五調)、中ノリ(八八調)、大ノリ(四四調)
・ファンキー funky 臭い
・ワイキキ 透明な海
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by sumus_co | 2007-04-27 21:26 | 装幀=林哲夫

河内紀の眼と耳

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『彷書月刊』五月号。河内紀さんの特集。小生も寄稿しております。鈴木清順、鯉沼利成、小沢信男、坪内祐三、荒戸源次郎、南伸坊、中山千夏、池内紀、辺見じゅん、高橋徹他の方々が寄稿、少年時代の「にわとり日記」や、中学時代の雑誌『箱庭』の詩なども収録。ひさびさに隅々まで読んだ。連載では、近代ナリコさん、ウィスキーにはまっているらしい。

÷

昨日、ショックなことがあり、今日は午前も午後もアトリエの床を拭き掃除した。段ボール箱を移動させながら。入居したときにフローリングにして以来だから、思ったよりも汚れていて、絵具の飛沫などもかなりあった。ていねいに磨いてみると見違えた。ちょっと気が晴れた。

 ひたすらに這ひつくばひて復活祭

÷

『火星の庭 俳句会合同句集』(火星の庭舎、二〇〇七年)を頂く。友部正人さんのコンサート打ち上げ会から始まった句会。渡辺誠一郎氏(俳誌『小熊座』編集長)を主として火星の庭で毎月行われているそうだ。一周年記念の小冊子。

 純心も不純も互角砂糖水  渡辺誠一郎
 突然の春の大雪犬と目があう  潤目鰯
 プールまであと十歩素足の児童  火星庵
 独りごち秋刀魚の骨を捨てる夜  佐藤こごみ

÷

古書店レッテルは懇意の古本屋さんがまとめて呉れたもの。小川書店も発見。

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÷

・モンティ・パイソン 大蛇
・traveller いずれの土地にも属さない旅行者
・tourist 家に帰る観光客(『シェルタリング・スカイ』より)
・さつま揚げ 薩摩では「つけあげ」
・いい線いってる satisfactory(英語ニュースで)
・meow 猫の鳴声の一般的な英語つづり
・little boy 声変わり以前の少年
・シンハラ(古代ペルシャ)ーシンハ(インド)ーシズ(中国)ーシシ(日本)
・獅子吼 仏の教え
・Love is never having to say sorry 愛とは決して後悔しないこと
・a bed of roses 左うちわ
・fuel あおる(cf.加油)
・花なり はんなり
・務歯(むし) ファスナーの歯
・NOVA no vacation
・bed of nails 針のむしろ(インドのヨーガに用いる)
・9 ガオ(おめでたい数字、タイ語)
・舞ひ 巫女が神前で一人で回転すること
・踊り 集団による念仏踊り
・dinner かつては昼食
・メンボー メンバー募集
・オカジュー 自由が丘 
・増刷 ましずり
・パイプライン 円筒状の巨大な波(サーフィン)
・ネーブル navel へそ
・ナゲット nagget 天然の金塊、インゴット ingot 金(銀)の延棒
・serial killing 連続殺人(3人以上、間隔をあけて)
山繭 くぬぎの葉につくられるうす緑色のヤママユ蛾の蛹
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by sumus_co | 2007-04-26 21:04 | 著述関連

Kappa and Other Stories

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富山茂『Kappa and Other Stories』(有朋堂、一九七八年、装幀・絵=茂田井武)。「英語絵ばなし双書」。挿絵がすばらしい。

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昨日のウロコの補足。ウルガータ(またはヴルガータ)聖書 editio Vulgata を引用しておく。聖書というのは本来はヘブライ語やアラム語で書かれた文書群であったが、布教とともにギリシャ語になりラテン語になり各国語に訳されて行った。ウルガータはヒエロニムスが種々のテクストをラテン語に翻訳して五世紀の初めに完成させたもの。『グーテンベルク聖書』(1455)もテクストはヴルガータ聖書である。1545年に始まったトリエント公会議においてラテン語聖書の公式版として定められた。

《et confestim ceciderunt ab oculis eius tamquam squamae et visum recepit et surgens baptizatus est》 Actus apostolorum 9-18, Hieronymi Vulgata

tamquam squamae が「鱗のようなもの」に相当する。

÷

言葉メモは主にラジオやテレビから小耳に挟んだものなので、発音や意味にはいい加減なところもある。せいぜい突っ込んでいただきたい。

・グリッサンド 新喜劇などでずっこけるときに用いられるトロンボーンが音をすべらせること
・便利店 コンビニ
・加油 チャーユー(がんばれ)
・行灯(あんどん) タクシーの屋上表示灯
・得恋 失恋の反対
・デキュスタシオン 利き酒(ソムリエ試験)
・帽子を被らない男 養父の形容(漱石『道草』)
・オト 若い(例・おとめ)
・浮雲し あぶなし
・鰐梨 アボカド(大正時代に初輸入)
・桃花心木 マホガニイ
・奇異果 キーウィ
・打球 ゴルフ
・そうめん 直径1.3mm未満
・ひやむぎ 1.3以上1.7mm未満
・うどん 1.7mm以上(JAS規格)
・上猿、下猿、横猿 雨戸の止具
・暴力は弱さの一つの形である(D.ロシュトー)
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by sumus_co | 2007-04-25 14:59 | 古書日録

ベルグ書房

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神保町系オタオタ日記に以下のようにあった。

《宮本常一お気に入りの古本屋があったようだ。宮本の日記によると、

昭和20年1月6日 大阪へかへり南田辺のベルク[ママ]へよつて見るとロシヤの小説集などなつかしいものが出てゐる。この本屋にはよいものがよく出る。思ひきつて小説類など沢山買ふ。

昭和20年1月15日 かへりにベルク[ママ]書房による。(略)この古本屋にはよいものが出る。

ベルグ書房につい調べてみようかしら。》

ぜひ調べていただきたいが、上は宮本常一御用達だったというベルグ書房のレッテル。

÷

Kcouscous さまのご指摘に目からウロコがポロリ。で、検索してみると、聖書の英訳っていろいろあることが判明。神の言葉もさまざまなり。聖書は何冊も架蔵しているが、すでにどこかの段ボール箱におわしますので、ネットで探したら明治十年のものがあった。同志社大のデジタル・アーカイブより引用してみる。

《たちまちかれの眼(め)より鱗(うろこ)のごときものおちて再(ふたたび)みることを得すなはち起(たち)てバフテスマをうく》(『新約聖書使徒行伝』米国聖書会社、一八七七年

And immediately there fell from his eyes something like scales, and he regained his sight, and he got up and was baptized;(New American Standard)

Immediately, something like fish scales fell from Saul's eyes, and he could see again. Then Saul stood up and was baptized.(GOD'S WORD Translation)

And immediately there fell from his eyes as it had been scales: and he received sight forthwith, and arose, and was baptized.(King James Bible)

And straightway there fell from his eyes as it were scales, and he received his sight; and he arose and was baptized;(American Standard Version)

And straight away it seemed as if a veil was taken from his eyes, and he was able to see; and he got up, and had baptism;(Bible in Basic English)

And straightway there fell from his eyes as it were scales, and he saw, and rising up was baptised;(Darby Bible Translation)

Instantly there dropped from his eyes what seemed to be scales, and he could see once more. Upon this he rose and received baptism;(Weymouth New Testament)

And immediately there fell from his eyes as it had been scales: and he received sight forthwith, and arose, and was baptized.(Webster's Bible Translation)

Immediately something like scales fell from his eyes, and he received his sight. He arose and was baptized.(World English Bible)

And immediately there fell from his eyes as it were scales, he saw again also presently, and having risen, was baptized,(Young's Literal Translation)

とまあ、翻訳って難しいというか面白い。ウロコが落ちる、いや、ウロコのようなものが落ちたわけである。サウルが信徒を迫害したので目を見えなくしておいて、それを取り除くことによって改信させてしまった。主の怖さを知って恭順したということだ(あれ、意味が違うかも)。

÷

もう少々、言葉メモのつづき。

・マイペース self pase
・ハレム=禁じられた場所(アラビア語)
・ハプスブルグ=鷹の城
・短し=低い(平安時代)
・芝居=観客席(客は芝の上に居る、舞台にだけ天井屋根があった)
・ディキシーランド=ニューオリンズを統治していたフランスの紙幣の数字10(dix)より
・イイノシシ(猪)、カノシシ(鹿)、アオシシ(かもしか)
・おどろおどろし=大仰な
・白玉=天然真珠
・サファリ(スワヒリ語)はサファール(旅行する=アラビア語)より
・朝食 breakfast はfast(断食)をbreak(破る)
・ケララ=椰子の国
・瀬山極=梶井基次郎の筆名(ポール・セザンヌより)
・DOB 生年月日 Date of Birth(公の窓口で訪ねられる)
・sukoshi 少し(米俗語として西海岸で通用している)
・GPS グローバル・ポジショニング・システム
・dish パラボラ・アンテナ
・bird 空を飛ぶもの(人工衛星、航空機など)
・ト=狭くなったところ(瀬戸、大和、谷戸など)
・トラヴィアータ=道を踏み外した女
・ハナ=1(韓国語)
・ロリータ=ドロレスの愛称
・カチューシャーカテリーナの愛称
・ボブ=ロバートの愛称
・ペーガソス=水源(ヒッポクレーネーの泉を湧き出させた馬)
・エリクシール=錬金薬
・底本=そこほん
・守る=目(ま)ぼる(見守る)
・マクタバー=本のあるところ、図書館(アラビア語)
・ごんた=義経千本桜のいがみの権太より、不良
・どんならん=湿った太鼓=ドン鳴らん
・スコビル=辛さの単位、ウィルバー・スコビルが考案
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by sumus_co | 2007-04-24 20:54 | 古書日録

紅楼夢

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詰め込みの最中に見つけたので、昨日との関連で掲げてみる。曹雪芹『紅楼夢』(カラー版世界文学全集第三巻、富士正晴+武部利男訳、河出書房新社、一九七一年五版)より富士正晴の挿絵「黛玉、「葬花の歌」を詠む」。本書には富士による十一点のカラー挿絵が入っている。表情などがとても楽しい絵心のある作品だ。

÷

同じく「言葉メモ」と題した菓子箱が出て来た。小耳にはさんだ言葉の意味などを書き留めた紙片がいっぱい詰まっている。けっこう面白いので以下に一部を引用する。真偽のほどは確かめていないので悪しからず(あるいは乞ご教示)。

・本がボロボロになってこぼれる小片 crumble。クラン(crumb)はパンくず。
・漁る mine(鉱脈をさがす)
・ノスタルジイはギリシャ語のノストス(帰郷)とアルゴス(苦痛)から。
・モナーク(修道士)はギリシャ語で「一人で住む者」。修道院では喋ってはならなかったので手話を用いた。べネディクト派は葡萄酒をストローで飲む。
・木村荘八によると「ヴ」は内田魯庵が最初に使った。
・「北風を蹴る」とは絞首台に吊るされるという意味(デカメロン)
・「風の薔薇」とは羅針盤 rose des vents
・ロシア語でボリジョイは大、小はマールイ。[コメント欄参照]
・カニクロス canicross は犬といっしょにジョギングをすること。
・おやしらず wisdom tooth
・煮つまる be in a jam
・目からうろこが落ちる open my eyes
・迎え酒 eye opener
・お客様は神様です customer is never wrong
・パープル・ヘイズ Purple Haze はナバーム弾のこと。
・紺色は漢詩では赤茶色(秋色)
・米奇老鼠(ミッキーマウス)
・バリ島のケチャはオランダ人[コメント欄参照]が発案した。ケチャは猿の声。
・サトゥルヌス(賢者)Saturne と性質(自然)natures はアナグラム(つづり替え)
・ロートシルト(ロスチャイルド)は赤い印(フランクフルトのユダヤ人が戸口に下げた)
・大樽(バリーク)を積み重ねた「バリケード」
・「インシャ・アッラー」もし神が望めば
・「思い入れ」歌舞伎で言葉に出さずに態度や表情で感情を現すこと
・「なあなあ」歌舞伎で悪人同士のひそひそばなし
・「。」ハジマル(活版用語で句点のこと)
・「・・・」をドドドまたはダダダと発音する
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by sumus_co | 2007-04-23 22:34 | 古書日録

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『縄』第八号(縄の会、一九六一年三月十日)。表紙画は富士正晴。本文ともに孔版印刷である。発行人は八木三日女(堺市綾之町七番地)、編集人は門田誠一(西宮市城ケ堀町二二)。八木三日女(やぎ・みかじょ)は知られた俳人、師は平畑静塔。西東三鬼、鈴木六林男、金子兜太、赤尾兜子らと句作を通じて交遊した。富士正晴とも親しいようだ。巻頭に同人の前衛俳句が並んでいるが、これといって取るものがない。三日女は悪くない。ただ、こういう時代があったのか、という感が強い。

  渦となる個々の氷柱デモは火に
  吠えぬ獣ら礫風巻くデモの旗ら

島津亮句集『記録』の記念号でもあって、そこに加藤郁乎が寄稿している。ほんの一部を引用してみると、こんな感じ。

《ジレッタンティスムとミスティフィカシオンとは生き訣れした兄弟である。詩が詩人が〈不可視の可視〉を深刻なヘゲモニイとして、その白昼を暗室に曳きづり込み出し惜しみしてゐることは、軽い病者が深刻な態を粧ふに肖てゐる》

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多数の段ボール箱と格闘する。少しでも数を減らそうと詰め替え、詰め込み。いちいち細かくメモをしていない。引っ越し先で開けてお楽しみの福袋状態になりそうだ。

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安井寿磨子展の案内をもらう。DMが気に入った。
安井寿磨子 出版記念展 ギャルリ プチボア
2007年4月21日(土)〜5月2日(水)

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「メモ帳」欄から、Galaxidion(フランスの古書情報)、The Book Design Review(アメリカのブックデザイン)、Mark Simonson Studio(アメリカのタイポグラフィ)にリンクを張ってみた。無数にあるが、気になったものを。いずれ変更してゆくかも。
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by sumus_co | 2007-04-22 20:46 | 古書日録