|
カテゴリ
古書日録もよおしいろいろ おすすめ本棚 京都のお茶漬け 東京アレコレ日記 佐野繁次郎資料 宇崎純一資料 渡邊一夫の本 青山二郎の本 spin news 読む人 パリ古本日記 写真日乗 あちこち古本ツアー 装幀=林哲夫 著述関連 画家・林哲夫 雲遅空想美術館 淀野隆三関連 喫茶店の時代 うどん県あれこれ 貧乏こっとう 以前の記事
2012年 05月2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 more... お気に入りブログ
最新のコメント
メモ帳
お問い合わせはこちらまで
本を散歩する雑誌 [スムース] 洲之内徹略年譜 『書肆アクセスの本』 海文堂書店 恵文社一乗寺店 Calo Bookshop & Cafe 貸本喫茶ちょうちょぼっこ BOOKONN 奥付検印紙日録 とらんぷ堂 書肆砂の書 みずのわ編集室 みずのわ放送局 エエジャナイカ 蟲文庫 古書日月堂 海月書林 田中栞日記 古書の森日記 日用帳 なえ日記 lady pippon 古書現世店番日記 海ねこ的日々の暮し m.r.factory ナンダロウアヤシゲな日々 内澤旬子・空礫絵日記 四谷書房日録 森茉莉街道をゆく ねこそぎ記念 本の街日記 リコシェ 旅猫雑貨店 津田明人 マン・レイと余白で 北方人日記 柳居子徒然 駅前糸脈 日々のあわ.。o○ 晩鮭亭日常 空想書店書肆紅屋 bibliomaine mod autographes et … BiblioMab Le blog de Yv Le Monde Gibert Joseph bnf BRITISH LIBRARY Galaxidion Library of Congress Strand Bookstore The Book Design Review penguin blog Mark Simonson Studio modernmechanix くうざん本を見る 神保町系オタオタ日記 ma-tango jun-jun1965 書物蔵 スローラーナー 本はねころんで 漁書日誌 城戸朱理 町家古本はんのき 古書ダンデライオン Kanecoの日記 吉岡実の詩の世界 qfwfqの水に流して 古本屋ツアー 清水哲男 Automat svět 細馬宏通 中野晴行 古通・編集長日誌 昭和初期抒情詩と江戸時代漢詩のための掲示板 本と暮らす ウロボロスの回転 表現急行 tundowの日記 盛林堂日記 フクヘン 花森安治の装釘世界 文壇高円寺 ぶろぐ・とふん okatakeの日記 古本ソムリエの日記 最新のトラックバック
ライフログ
検索
ファン
|
カテゴリ:東京アレコレ日記
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 某氏と夕食を摂る。少しエネルギー回復。そこを少し早めに切り上げさせてもらって高円寺の古本酒場コクテイルへ。高円寺駅から中通商店街を西方向へしばらく歩くと、一目で分かる店構え。ここに移ってからは初めて入る。岡崎武志さんの誕生日と出版記念を兼ねたパーティで、さすが岡崎人脈というか人望というか、老若男女が詰めかけて、かなりもう賑やかに盛り上がっていた。おにきち(荻窪西荻吉祥寺)の若手古本屋さんたちも揃っている。ピッポさんの室生犀星朗読がはじまったり、小生も竹尾賞の報告をさせてもらったり、夜更けとともに盛り上がる感じ。いろいろな方とお話できた。中国隠居翁の陶片密輸話が興味津々。そして何と言っても古ツアさんにお目にかかれたというか、実物を拝見できたのが収穫だった(!)。想像通りのようでもあり、意外性もあった(と前にも書いたような感想)。 なかに実相寺監督と仕事をしたこともあるという某氏が小生の著書を愛読してくださっていると、少々(かなり?)の酔眼で話しかけてきてくださった。 「いや〜、あの本よかったよ、何度も読み返してますよ、ボン書店」 あいたた。それ、わたしの本じゃないんですけど。 「ほんと、いい本だ。ボン書店ね」 だから、内堀さんの本ですって。 「林さん、ボン書店いいよ」 もう仕方ない。「有り難うございます。うれしいです」 「ボン書店、いいねえ、じゃ、帰るわ」 またどこかで。じゃ、そろそろ贋内堀も失礼します。たけなわの宴を後にして宿に戻る。 ![]() ![]() ![]() 雑司ヶ谷から都電で東池袋まで、そこから有楽町線で麹町へ移動。装幀家の多田進さんの仕事場を訪問する。ブログ「白の余白」を通じてお近づきをいただいている。今年、坪内祐三『酒中日記』(講談社、二〇一〇年)により講談社出版文化賞ブックデザイン賞を受賞された。コンピュータを使わず、昔ながらの切り貼り版下を通す、いわゆる「版下バカ」四人衆(工藤強勝/間村俊一/多田進/和田誠)のお一人。 日本テレビの旧社屋のすぐそば、ビルの九階に三十年来使っておられるというワンルームの仕事場がある。部屋としてはそう広くはないものの、とても使いやすそうにアレンジされていた。入って左手壁沿いに仕事机および紙の見本帳など、奥正面にデーンと大型のコピー機、入口近くにファックス。書架には多田さんご自身の装幀本、パターンなどの資料類、ブックデザインに関わる書籍、雑誌類や紙類などがきちんと整頓されて、取り出しやすいように配置されている。このあたりにも、その装幀に共通したシンプル・マインドを感じる。 ![]() これは『酒中日記』とは姉妹表紙とも言える坪内祐三『三茶日記』(本の雑誌社、二〇〇一年)。表紙のパターンがたったひとつの消しゴム判子から作られたことがよく分かる。二時間近くあれこれお話をうかがった。次号『spin』に掲載予定。お楽しみに。 ÷ ![]() ![]() 本の雑誌社ときたので、こちらを紹介しておく。多田さんではなく某氏宅で拝見した『本の雑誌』の創刊号から十四冊(全部揃っていたが、他は処分したという)。某氏は第二号を書店で求め、創刊号が欲しくなって版元に電話したのだそうだ。すると「目黒印刷です、ああ、ちょっとまってください。孝二、お前にだよ」というようなやり取りがあって無事入手できたという。保存状態もいい。これは値打ちものだ。 創刊号の奥付頁には「めぐろ」による社説(?)のような文章が載っており、家の近所にあった「ふたば文庫」という貸本屋がなくなった理由について考察されている。 《貸本屋の衰退はいろんな要因があったろうけど。"読書する"ことに意味を求める人間が多くなりすぎた、という要因もありはしないだろうか。城山三郎や司馬遼太郎をビジネスマンが"役に立つ"小説として読む、という寒々とした現象が象徴的に語るように、みんなが本に教養とか知恵とか勇気などを求めすぎているような気がしてならない。"読書する"ことの原初的な感動を忘れてしまって、血走った眼でページをめくっている寒々とした光景が浮かんでくる。》 それは感動というより中毒でしょうね。 ![]() 上は北西の入口にある標識。下は永井荷風の墓。 ![]() 夏目漱石の椅子のように見える墓石。かなり大きめ。猫がよくこの周辺でうずくまっていたり、石灯籠の龕のなかに入り込んでいたりするという。 ![]() 竹久夢二。やや夢二らしくないかな、という気もするが。 ![]() ![]() 右手前が「まこちゃん」の墓。菅原克己が「雑司ガ谷墓地の小さい墓」という詩をつくっているとオーライ氏が説明してくれる。ただし「まこちゃん」が誰なのかは諸説あるとか。直ぐ横に並ぶのが島村抱月の墓。 ![]() 川口一族。川口松太郎、川口浩、三益愛子、野添ひとみ……。これほどの花が供えられていたのはここだけのような気がした。「川口って誰?」といっていたムトーさんが川口浩だと聞いて探検番組が好きだったと俄然興味を示した。ここを過ぎてふと右手を見ると、全裸の男性が、いや上半身裸の老人が墓の間の仕切りに腰掛けてひなたぼっこをしていた。緑に囲まれた裸体というのは目を射る。一同、無言で通り過ぎる。 ![]() 村山槐多の墓。自然石か。この右手に村山家の墓石も建っている。 ![]() 東郷青児。 ![]() そしてジョン万次郎。 ![]() 今、あらためて地図をチェックしていると、他にも、水野仙子、小泉八雲、古川ロッパ、尾形月耕、泉鏡花、大下藤次郎、金田一京助、尾上菊五郎はじめ歌舞伎役者(トウジュウロウは見えない)らが眠っていることが分かった。もういちどゆっくり訪ねてみたい。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 豊島区立雑司が谷旧宣教師館こと「旧マッケーレブ邸」で噂の古本王子くんも合流、その名のとおりブックオフでの収穫をひっさげていた。皆で雑司ヶ谷霊園を巡って(後述)足が疲れたのでキアズマ珈琲店へしけこんでひとしきり雑談。暑い日だった。アイスクリームをぺろりとたいらげる。 ![]() 旅猫雑貨店さんへ。まだ開店していない。飾窓から中をのぞくと楽しそうな「雑貨」がいっぱい見える。「目白雑録」の金井美恵子もしばしば(?)来店すると聞いた。 ![]() ![]() ![]() ![]() 細い道を武藤曇天女史を先達としてくねくねと歩く。「ラスクくいてえー」という一言でこの見事にレトロな交差点にあるパン屋さん(写真を撮っている側)に入り、赤丸ラスクをゲット。その少し先の小倉屋さんで製造直売のおせんべい。どちらも素朴に美味だった。 ![]() 「フォークシンガーの家があるよ」と連れて行かれたのが三上寛ならぬ三角寛旧邸。現在は「寛」という料理屋になっている。お昼の弁当3,500円。文藝春秋社が震災後にこのあたりに事務所を構えていたとオーライ瀬戸氏が解説してくれる。雑司が谷には左寄りの渋い著述家や思想家が数多く住んでいたらしい。 ![]() トケイソウ ![]() 昭和二十九年から三十二年まで手塚治虫が住んでいたという並木ハウス。鬼子母神の参道脇にある。 ![]() ![]() 鬼子母神堂と本殿前の狛犬の台座。わめぞ連とこの前を通ったとき、彼らと会う前に最近この近所に引越した知人から聞いたことをたしかめてみた。 「ここでトウジュウロウが芝居をやったんだって?」 一同けげんな顔。 「?」 「テントを立てて……」 若頭がひらめいたように 「唐十郎でしょ!」 「カラジュウロウ! てっきり藤十郎かと思ったよ、なるほどトウジュウロウだ(爆)」 小生も唐十郎の芝居については無知なので弥次喜多な会話が交わされたわけだが、いくら歌舞伎座を建て替えるからって藤十郎のテント講演はないか。唐は鬼子母神に寄進もし、紅テントは定期的に公演を行っているとのこと。 ![]() 今年の一月にオープンしたばかりだという「ひぐらし文庫」さんへ。新刊と古本(きわめて新刊に近い清潔な)そしておしゃれなグッズ(ひとひねりあるものばかり)が販売されている。 ![]() ![]() 今回は南池袋に泊ったので「わめぞ」のメンバーと会うことにして古書往来座ヘ向う。少し早めに着き、初めて(!)の店内を眺めてまわる。いい本がちょうど頃合いの値段で並んでいた。往来座通信で想像はしていたが、実際に目の当たりにすると、いっそう「おぬし、ただものではないナ」の感を深くした。 で、何を買ったかというと、天野忠編『京都襍記』(矢貴書店、一九四三年、装幀=内藤賛)。これは函があるらしいが、以前、見つけておきながら買い逃していたのでヒッシとつかむ。よく見ると北川桃雄と天野忠の連名サイン入り。宛名の井上良雄は文芸評論家。ヨッシャ! ![]() ![]() 他にも探求書だったものを数冊求めることができた。そこへ古書現世の向井若頭がチャリンコでやってくる。少しおくれて武藤女史の到着。アンダーグラウンド・ブックカフェの時に顔合わせはすましていたが、今日はじっくりお付き合い願うつもり。まずは蜆家のうどんを食べて気勢を上げる。往来座の瀬戸さんもここで合流、初対面のような気がしないのは古本菌のなせるワザか。 ![]() 東京駅から直行で、まずは茶話会の打ち合わせのために『ちくま』青木氏を訪ねる。玩具の問屋が立ち並ぶ道沿いに筑摩書房はある。食事でもしながらということになっていたので浅草まで二人で歩く。建設中の新タワーが間近に見えた。 ![]() 神谷バーの前を通る。ここでは昔、大学時代の友人が結婚披露パーティをやったことがあって、電気ブランをしたたかあおったことを思い出す。 ![]() 永井荷風が通ったという蕎麦の尾張屋に入る。昼時だったので蕎麦をすする荷風の写真が飾られた一階は満席。二階の椅子席へ。ごく庶民的な味。 ![]() 尾張屋を出てかつての浅草映画街を少しぶらつく。すっかり様変わりしてはいるものの、鬼海弘雄さんの写真に出てくるような人たちがそこここを歩いていたのには驚かされる。青木氏は仕事があるのでゆっくりもしておられず喫茶店アンデェラスで話題や進行などを詰める。ここは、十五年ほど前、洲之内徹を調べていた頃に訪れたことがあるが、まったく変っていない。 ![]() だいたいの打ち合わせを終えて渋谷のウィリアムモリスへ向う。地下鉄銀座線で一本。表参道で下車して渋谷方面へ歩く。 ![]() ![]() ウィリアムモリスは表通りより一本裏になるが、その曲がり角手前に巽堂書店および中村書店がある。巽堂書店は正統派、みすずの白い本の並ぶ棚が印象的だ。表の均一もヴァラエティに富む。中村書店は何度も触れているが、詩書はさすがの品揃え。あれこれ迷って決めかねた。旅先だし。小野十三郎の詩論、買っとけばよかったか……。 『Bibliophil 詩歌文芸書目録』 http://sumus.exblog.jp/10588545 日本で一番最初に作られた昆虫専門店「志賀昆虫普及社」がこのそばにあったそうだが、何年か前に移転したと聞いた。 ![]() ![]() 東京駅丸の内口。煉瓦建の駅舎は現在改修中。この少し南にある「ヴィロン Viron」にてバゲット・レトロドールを購入せよという指令が某所から出ていたたため帰洛前に立ち寄った。見た目はまずまずのようだったので、レトロドールとファリネとパン・ド・カンパーニュを買うことに(味もまずまずといったところ)。 今調べてみると、「ヴィロン Viron」というのはパリの南西ボース(Beauce, 大聖堂で有名なシャルトルがある地方)で一八一五年に創業したというフランスの製粉会社「Les Minoteries Viron」の粉を使っているところからきているらしい。ヴィロン製粉はレトロドールというバゲット用の粉を製造し、レトロドール・ファミリーを作ってそのフランスの伝統的な味を普及させているようだ。 http://www.retrodor.com/index2.htm ![]() その後、荷物をコインロッカーに預けて、昨夜、トークにきてくださったNさん夫妻に是非見ておくように勧められた、上野の国立博物館で開催中の「皇室の名宝」展へ。駆け足で。「春日権現験記絵」が素晴らしいからとのことだったので、それだけを目指す。入場制限で10分待ちだった。案の定、ショーケースの前は一様に中高年の来場者で占められており、とにかくも人の垣根をぬって「春日権現験記絵」だけは目に焼き付ける。 ![]() 人物の描写はやや固めか。絵師は高階隆兼(たかしな・たかかね)とされているが、複数の手が入っていることは確か。工房作だろう。風景や植物の描き方はかなりの手練を思わせる。水鳥のシーンはじつに楽しい。庶民から貴族まで、モチーフとして選ばれた画面、またさりげなく人間的な仕草を織り込んだ構成も見事。鎌倉時代の日常の暮らしを眼前に見る思いがした。 ![]() 銀座線上野から半蔵門線三越前で乗り換え清澄白河へ。深川いっぷくへ戻り、T氏と合流。渋谷のウィリアムモリスへ案内してもらうことを約束していた。ウィリアムモリスは半蔵門線渋谷と表参道のちょうど真ん中あたり。表参道駅からだと中村書店の角を北へ(右へ)曲がり、最初を左へ入って次の路へ出る少し手前右側二階。おいしい珈琲と渋い内装に感服。ギャラリーとしても活動しており、毎年六月に本に関係した企画展をやっておられるそうで、来年は『ちくま』の表紙画展をやらせてもらえることになった。いろいろ話しているとオーナーの方は武蔵美の油絵出身、しかも同じ時期に在学していたことが判明。人のつながりはふしぎである。 半蔵門線で大手町、丸ノ内線で東京、夕刻の新幹線にて帰洛。 ![]() 渋谷から銀座線・丸ノ内線と乗り継いで荻窪へ出る。ささま書店へ直行。店頭百円均一が名高いが、店内も見る値打ちは充分にある。海外文学や詩集のコーナーをじっくりながめる。岩佐東一郎宛署名入り渋沢孝輔『場面』(書肆ユリイカ、一九五九年)があった。田中栞女史によれば奥付の著者名が間違っている珍本。他に渋沢の名前と所書きだけを切り取った封筒の断片が挟まれていた。お値段はそれなりだった。結局は三好達治『故郷の花』(創元社、一九四六年四月一日)二百円だけというお寒い買物。すみません。 ![]() ![]() 十九時前に古本酒場コクテイルへ。高円寺の駅前も少し変わったようで道に迷うかと心細かったけれども、難なく到着できた。トークショーは満員御礼、入れなかった皆様、申し訳ありませんでした。 < 前のページ次のページ >
|





























































