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カテゴリ:渡邊一夫の本
  • 文学読本 鑑賞篇
    [ 2012-04-01 20:18 ]
  • 印刻について
    [ 2011-08-24 21:11 ]
  • ある晴れた日に
    [ 2010-07-02 16:00 ]
  • 舞姫タイス
    [ 2010-06-29 17:18 ]
  • 架空旅行記など
    [ 2010-06-01 09:01 ]
  • ガルガンチュワ
    [ 2010-05-30 21:55 ]
  • 1946文学的考察
    [ 2010-05-28 16:57 ]
  • プーシキン
    [ 2010-05-26 13:05 ]
  • 辰野隆選集
    [ 2010-05-24 17:16 ]
  • 幼年時代青年時代の思ひ出
    [ 2010-05-23 14:16 ]
文学読本 鑑賞篇

『文学読本鑑賞篇』(塙書房、一九五〇年一二月一八日、装幀=故六隅許六)。久しぶりの渡辺本。これは今まで見かけたことがなかった。すっきりしていい感じ。

検索してみると、塙書房は一九四八年からの出版物があり、本書の続編『文学読本理論編』は五一年に出ている(表紙が気になるところ)。東京都文京区本郷6-8-16 が現住所。本書奥付の住所は東京都文京春木町二ノ二三中央会堂。

本書巻末に「日本文学百選」「世界文学百選」があるが、これが思いもよらないラインナップ。《多くのひとびとの協力を得て熟考厳選の結果えらばれた》そうだが、ほんとうにそうなのかどうか。日本だけ挙げると、五十音順で、あめりか物語、あらくれ、或る男、或る女、暗夜行路、家、十六夜日記…とつづく。長与善郎も入っており、一目、白樺派の影響力がいかに大きかったかということが分かる。荷風で「あめりか物語」を取るものか? どだい百選は無理、というか選者の好みがそのまま出てしまう。

  *

『ちくま』四月号の鹿島茂「神田神保町書肆街考22」に書物蔵さん登場!
by sumus_co | 2012-04-01 20:18 | 渡邊一夫の本 | Trackback | Comments(0)
印刻について

『渡邊一夫画戯集成』(一枚の繪、一九八二年六月一〇日)より。渡邊一夫が自ら彫った印の数々。このところ話題にしている竹の印が右手前に見えている。

《多くのことを次々に思い附き、それをまめに実行に移されていた渡辺先生は、さまざまの印を刻しておられる。
 検印に使われたもの、蔵書印として作られたもの、署名と共に色紙などに押されたものなどである。東京高校で教鞭をとられていた頃、丙類の生徒のために教官室の隅に本箱を置き、自由に貸出せるフランス語の本が並べられてあったが、それには木印で、NBと押されていたし、「ふらんす手帖」の奥付のCEFもそうである。
 中でも晩年によく使われた「幽幽自擲」は先生らしい印である。これを押して手渡された時の表情が忘れ難い。
 先生の印は自由であって、面倒な約束事の多い篆刻とは自から異なるものである。従って先生らしい面白さが伝わってくる。》

と串田孫一が解説している。文中「NB」は「Nota Bene」(注意せよ)だろうが、「CEF」は? Cogito, ergo…facit でもないか。串田自身も自分で彫った自由な篆刻の検印を使っている。しかし《面倒な約束事の多い篆刻》というのは偏見であろう。たとえば先日ご指摘いただいた「青邨」の「青」の下のところを月(肉月)として彫ってはいけない、「丹」でなければ漢字そのものが間違っていることになる、というようなことで面倒な約束事というのとは少し違う。漢字をそれこそ漢時代までさかのぼった形で正しく書くということだ。といっても皆が皆そうしているわけではないが。

たまたまムッシュKさんが「幽幽自擲」印を話題にされている。

「幽幽自擲」ムッシュKの日々の便り
http://monsieurk.exblog.jp/14360824/


『渡邊一夫画戯集成』より渡邊一夫の水彩画「リラの花、いま枯れんとす」に捺されている「幽幽自擲」印。


同じく「幽幽自擲」印のある水彩画「奇跡」。一九六八年、渡辺はパリに滞在しており、学生運動を間近に目撃している。その騒動をモチーフにした作品の内の一枚である。

by sumus_co | 2011-08-24 21:11 | 渡邊一夫の本 | Trackback | Comments(5)
ある晴れた日に



題 名=ある晴れた日に
発 行=昭和25年3月31日
著 者=加藤周一
発行者=前田隆治
印刷者=藤本 鞏
発行所=月曜書房
東京都千代田区神田神保町2の36
装 幀=故六隅許六
タ テ=184mm
註 記=写真は表紙と扉。これはけっこう珍しい本のようだ。数日前に届いたある古書目録では◯万円付いていた。

÷

『日本古書通信』の編集長日記が先頃からはじまっているが、第二回がアップされた。編集の裏側のみならず、神田古書街のリアルな情景が分かる。今後たいへん貴重な記録に成長してゆくだろう。ひとつだけ、バックグラウンドに緑のレンガのような模様をつけておられるが、これは文章を読みにくくしているように思う。

編集長日誌
http://www.kosho.co.jp/kotsu/editor.htm

÷
by sumus_co | 2010-07-02 16:00 | 渡邊一夫の本 | Trackback | Comments(0)
舞姫タイス


題 名=舞姫タイス
発 行=昭和13年5月24日
訳 者=水野成夫
発行者=福岡清
印刷者=吉原良三/康文社印刷所
発行所=白水社
東京市神田区小川町三ノ八
装 幀=六隅許六
タ テ=187mm
註 記=序文に《装幀は斯道の鬼才六隅許六氏を煩はした。流石の出来栄えであると思ふ。同氏に敬意を表する次第である》


挟み込みの白水社の広告。
by sumus_co | 2010-06-29 17:18 | 渡邊一夫の本 | Trackback | Comments(0)
架空旅行記など



題 名=架空旅行記など
発 行=昭和24年10月10日
著 者=渡邊一夫
発行者=平田貫一郎
印刷者=加藤新/文化印刷株式会社
発行所=改造社
東京都中央区京橋一ノ三
装 幀=故六隅許六
タテ=185mm

「六隅許六終焉の記など」および「装幀のむつかしさについて」という文章が収められている。
by sumus_co | 2010-06-01 09:01 | 渡邊一夫の本 | Trackback | Comments(0)
ガルガンチュワ



題 名=ガルガンチュワとパンタグリュエル第二之書 パンタグリュエル物語
発 行=昭和22年4月5日
飜訳者=渡邊一夫
発行者=草野貞之
印刷者=牧恒夫/株式会社大化堂印刷
発行所=株式会社白水社
東京都千代田区神田駿河台三ノ一ノ四
装 幀=
タテ=208mm

ジャケットと表紙
by sumus_co | 2010-05-30 21:55 | 渡邊一夫の本 | Trackback | Comments(0)
1946文学的考察




題 名=1946文学的考察
発 行=昭和22年5月31日
著 者=加藤周一 中村真一郎 福永武彦
発行者=中野達彦
印刷者=小島順三郎/株式会社秀英社
発行所=真善美社
東京都港区赤坂溜池町30番地
装 幀・カット=故六隅許六
タテ=209mm

すでに紹介しているが、これは気に入っているので、扉も見ていただこう。

大西巨人『地獄篇三部作』(光文社、二〇〇七年)にこういうくだりがある。

《『分析文化』は、例のごとく、「ミニュイ・ポエティク」の連中(泣村死一郎、砂糖渋一、服長丈低)が、フランス語とフランス人作家批評家の名前とドイツ語とドイツ人作家批評家の名前とイギリス・アメリカ語とイギリス・アメリカ人作家批評家の名前とを、知った限り無闇やたらに並べ立てているのには、閉口した。しかし、落語式に言えば、彼らは、たしかに僕なんかよりも「学がある」ようだ。》

『綜合文化』、「マチネ・ポエティク」、中村真一郎、加藤周一、福永武彦、というふうに読み替えればいいのだろう。ふつうに書けば《ヨーロッパの文学への造詣の深さを印象づけた》(ウィキ「中村真一郎」)ということ。
by sumus_co | 2010-05-28 16:57 | 渡邊一夫の本 | Trackback | Comments(2)
プーシキン



題 名=プーシキン
発 行=昭和23年12月25日
著 者=金子幸彦
発行者=鈴木三男吉
印刷者=株式会社 大化堂
発行所=日本評論社
東京都中央区京橋3丁目4番地
装 幀=渡邊一夫
タテ=215mm
by sumus_co | 2010-05-26 13:05 | 渡邊一夫の本 | Trackback | Comments(0)
辰野隆選集


題 名=辰野隆選集第三巻
発 行=昭和23年12月25日
著 者=辰野隆
発行者=平田貫一郎
印刷者=北川武之輔
発行所=改造社
東京都中央区京橋一ノ三
装 幀=故六隅許六
タテ=190mm
by sumus_co | 2010-05-24 17:16 | 渡邊一夫の本 | Trackback | Comments(0)
幼年時代青年時代の思ひ出



題 名=幼年時代青年時代の思ひ出
発 行=昭和12年12月8日
著 者=エルネスト・ルナン
訳 者=杉捷夫
発行者=矢部良策
印刷者=植田庄助/成文堂印刷
発行所=株式会社創元社
東京市四谷区愛住町十九
装 幀=大和幻住
タテ=192mm
by sumus_co | 2010-05-23 14:16 | 渡邊一夫の本 | Trackback | Comments(0)