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Pablo Picasso , Woman reading (Olga).




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Georges de la Tour "Saint Jerome reading a letter" 1629




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by sumus_co | 2016-11-01 08:33 | 読む人

読む人





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Bronzino「Ritratto di giovane donna」




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中村彝「少女」




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Rogier van der Weyden, Man with Book




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Jan Provoost, Santa Elisabetta d'Ungheria より




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星加雪乃「お伽噺」1921




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小島善太郎「読書」1925




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コロー「読書する少女 La petite liseuse」

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by sumus_co | 2016-01-18 09:47 | 読む人

浅井忠

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洲之内徹の話をするのだからと、久し振りに『絵のなかの散歩』(新潮文庫、一九九八年)から読み直し始めた。これは最初の単行本で、気まぐれ美術館連載以前の美術エッセイを集めたものだが、まだ完成の域には達していない語り口にかえって魅力がある。洲之内のなかではこの本がいちばん読んで面白いと思う、というか小生好みである。

なかで「麻生村」という一編は、茨城県の麻生を描いた宮崎丈二と浅井忠の絵について語られている。浅井の絵は農家の鉛筆デッサンで、浅井がいつ頃そこを訪ねたのか、洲之内徹は隈元謙次郎の『浅井忠』(日本経済新聞社、一九七〇年六月一五日)を取り出して調べ、そして隈元が明治十年代の浅井の写生旅行について書いた文章を引用している。残念ながら浅井が麻生村を通ったとは書かれていなかったが、洲之内はこう思う。

《なに浅井忠に無理に麻生村を通らせることはないし、また、そいつをやってはいけないと思うが、もし彼が実際に麻生村に行き、このデッサンを描いたのであれば、この「麻生村」は、「今日作品も残っていないようである」というそのときの旅行中の、今日残っている唯一の作品ということになるかもしれない。》(「麻生村』)

ということで、その隈元謙次郎の『浅井忠』を架蔵していたことを思い出して引っ張り出してみた。昨年だったか、売り物にならないからと、ある古本屋さんからもらったものである。たしかに、元の持ち主は画家だったようで、いたるところに絵具が飛び散った染みがついている。むろん、函やカバーもない。しかしながら今ではまったく見なくなった別刷貼付けのカラー図版は見事な発色である。元の定価が二万円(現在でもそれ以上付けている古書店は多い)、高級な画集だったことは分かるが、それにしてもこのクリアさにはちょっと驚かされる。

あらためて浅井の画業を俯瞰してみると、やはり油絵よりも水彩画の方が断然素晴らしい。例によって本を描いた作品と読む人を描いた作品を引用しておく。「本と花」そして「読書」

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「読書」(これは油絵)の方にはこういう裏話があるようだ。

《1901(明治34)年10月から11月にかけて、浅井と和田[英作]はグレー=シュル=ロワンで、風景ばかりを描いていたようだが、晩秋に入り寒さのために、室内で人物画も描くようになる。こうしたモデルを使った人物画制作に関して、従からしばしば言及されているのが、浅井と和田が交互につけた「愚劣日記」の12月の条である。まず11月29日に「ポール[ホテルの若い主人]にモデルの周旋を頼み、二三日内にモデル写生をやる筈にした」。12月3日、「今朝はモデルがくるから二人共朝早く起きた。十時モデルが来た。年は若いが児持で揺籃を引張つてやつて来た。写して居る内にも小児が泣く、何だか落ちおちかいて居る訳にも行かぬ。やり掛けたものだから仕方ないが、小児付きモデルはこりごりだ、下がきの木炭は二人共一日で終わった」》(『Paris、巴里、パリ 日本人が描く1900-1945』図録、石橋財団ブリヂストン美術館、二〇一三年、より)

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このように、元の持ち主はモノクロ図版に格子の線を引いて複写の助けとしていた。これではたしかに売り物にはし難いだろう……。

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グレーで浅井が写生した現場写真も掲載されている。

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晩年の浅井は京都で過ごし、デザイナーとしての仕事も多く残し、日本画も描いている。上は浅井の用いた印章の印影。「木魚」「黙語」「忠印」など。伝統的でありながらアール・ヌーヴォをくぐった感じを少し漂わせているように思う。
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by sumus_co | 2013-09-05 21:41 | 読む人

FREIDRICH VON AMERLING

一週間ほどブログを休みます。
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読む人の絵葉書を頂戴した。リヒテンシュタイン候のコレクションより。

フリードリヒ・フォン・アメリング
FREIDRICH VON AMERLING(1803-1887)
夢に浸って
In Träume versunken (ca.1835)
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by sumus_co | 2012-11-10 21:59 | 読む人

アンカーと夢二

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上の写真はスイスで発行された絵葉書より Albert Anker(1831-1910)「Brustbild eines Knaben mit Buch」、下は昨日紹介した石川さんの著書に掲載されている『新少女』大正四年十一月号表紙(夢二作)。似ていると思うのは小生だけか。アンカーはスイスの国民的画家・イラストレーターで家庭生活を主題にした作品を多く描いている。

  *

都合により数日間ブログを休みます。
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by sumus_co | 2012-04-13 09:13 | 読む人

明治31年の読む人

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藤島武二「池畔納涼」一八九八年、東京藝術大学蔵

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赤松鱗作「読書」一八九八年、東京藝術大学蔵

『正岡子規と美術』(横須賀美術館、二〇一二年二月)の図録より。どちらも明治三十一年。当時の女性たちがどういう本の読み方をしていたか、という実例である。藤島武二の方は歌の本だろう。いかにも英国あたりの自然主義的な絵にありそうな画題である。赤松の方は、くつろいだ姿勢からみて、本も柔らかい内容かなとも思えるのだが、罫の入り方からして、あるいは教科書かもしれない。

「正岡子規と美術」は正岡子規の周辺にいた画家たちの作品および子規自身の水彩画やスケッチによって構成された展覧会らしい。なかでは江戸中期の松山藩士で画をよくした吉田蔵澤(一七二二〜一八〇二)の墨竹にはオッと思った。長沢蘆雪(一七五四〜九九)よりかなり年かさではあるが、この図録に見られる作風は蘆雪にきわめて近い。子規は蔵澤の書画を愛蔵したという。

正岡子規と美術
http://www.yokosuka-moa.jp/exhibit/kikaku/947.html
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by sumus_co | 2012-03-04 20:42 | 読む人

星加雪乃「お伽噺」

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星加雪乃「お伽噺」。第三回帝国美術院展覧会の絵はがき。一九二一年に開催されている。星加雪乃(ほしかゆきの)は北野恒富の弟子。『北野恒富展』図録(東京ステーションギャラリー、二〇〇三年)によれば大正三年に恒富が「白耀社」を結成したときすでに入門していた。

《当時の新進女性画家で活躍が目立っていたのは恒富の門下とみなされていた島成園や吉岡千種だった。大阪では江戸時代を通じて南画や風俗画が盛んで、明治から大正にかけては橋本青江や守住周魚、河辺青蘭や大橋香陵など女性の画家が活躍していたが、近代的な美人画は、恒富が女性画家を巻き込みながら、大正時代に真に開花させたのである。》(小川知子「北野恒富と大阪の女性画家」)

《白耀社には「雪月花星」と謳われた星加雪乃、別役月乃、橋本花乃、四夷星乃をはじめ、生田花朝、宮田隆子、広野初枝などがいた。大正十一年の第一回白耀社展には、恒富の孫弟子にあたる島成園や木谷千種の門下生も加わって六十名が参加したが、そのうち何と、過半数の三十三名が女性だった。》(同上)

う〜む、まさに大阪画壇のタカラヅカだった。この勢いには風当たりも強かったようだ。

《この年[大正九年]石井柏亭の帝展評に「南画が殆ど大阪で持切られて居ると同時に今年の美人画も亦殆ど大阪風即ち恒富式で持切られて居ると云つてよい」という。柏亭は、恒富門下の樋口富麻呂《競馬香》を芸術的でない肉感的なもの、島成園《伽羅の薫》を邪道に入った下品な厭味なものと批判(「中央美術」)》(橋爪節也編年譜より)

雪乃のこの作品は、たしかに白耀社風ではあるものの「悪魔派」などと形容された島成園らの作風とは違って穏やかな冬のひとときが描かれており、色調も落ち着いていて(といっても印刷なのですが)好感をもつ。

第三回白耀社展(大正十三年)の集合写真より雪乃。
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恒富と家族、白耀社の塾生たち(昭和初期、小阪の恒富邸にて)、後列中央あたりに雪乃。
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昭和三十四年、恒富十三回忌に建立された恒富筆塚(高津宮参道、大阪市中央区)には「北野門下生葉束会」として十九名が挙っているが、もちろん星加雪乃の名前も刻まれている。
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by sumus_co | 2012-01-21 20:06 | 読む人

2階の古書市

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2階の古書市

会期:
2月3日(金)10-18時
2月4日(土)10-17時

会場:
東京古書会館2階・情報コーナー
101-0052 千代田区神田小川町3-22
TEL 03-3293-0161(代表)

参加店:
古本 海ねこ
西秋書店

クラフト・雑貨フェア:
金子美和(イラスト)
北原裕子(陶小物)
しまりすデザインセンター(活版印刷等)
巽紀子(彫刻)
Mamaru(クレイドール)
poppet(羊毛フェルト)

お手伝い・糸を織ると書いて「しおり」と読ませる糸織ちゃん

2階の古書市
http://d.hatena.ne.jp/nikainokosho/20120204
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by sumus_co | 2012-01-17 15:08 | 読む人

読む人

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メリーゴーランドでもいくつかは展示したいと思い、読む人の整理を行なった。他にも挿絵の原画などが押入から出てきたので、これらも並べてみよう。
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by sumus_co | 2011-06-18 16:33 | 読む人

ゲントの祭壇画2

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以前アップロードした「ゲントの祭壇画(2007-07-11)」へのアクセスがこのところずっと多いようだ。ベルギーのゲント(ガン)、シント・バーフ(サン・バヴォン)大聖堂にあるあまりにも有名な絵画。どうしてアクセスが多いのかは分からないけれど、久し振りにE.ダネンス『ファン・アイク ゲントの祭壇画』(アート・イン・コンテクスト1、黒江光彦訳、みすず書房、一九七八年)を読み直していると、たくさんの本がそこに描かれていることに改めて気づいた。

ゲントの祭壇画の全体図および部分図
http://artmight.com/jap/gallery/search/(keyword)/ghent

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祭壇画を閉じたときに見られる額縁に書き入れられた連句。これがこの祭壇画について知り得る同時代の唯一の情報であるらしい。

《何人も彼にまさることなき画家フーベルト・ファン・アイクは、[この作品に]着手し、技倆において彼に次ぐ弟のヤンが、ヨース・フェイトの要請によって、この任重き仕事を完成した。5月6日、フェイトは、この詩句によって、出現したものを気遣われんことを貴下に乞い願う》

1432年の年号も記されている。5月6日に教会に引き渡されたことを示す。その後この連句は塗りつぶされてしまったようで、一八三二年に額縁の洗浄によってふたたび日の目を見た。偽物ではないかという批判もあったようだが、ダネンスは真正のものだと断言している。

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毛織物工業で繁栄した市だけに豪華な衣服や宝飾品がこれでもかと描かれている。祭壇画のテーマも「神秘の羔羊」、羊さまである。すなわち毛織物業の表徴。そして本は十八冊ほど描かれているようだが、例えばマリアの読む聖書は深緑の布で包まれ、花切れのところに真珠の玉飾りが付けられている。ゲントの守護聖人である洗礼者聖ヨハネのもつ書物にも見られるが、真珠玉はしおりひもの先にも、またバンドの端にもぶらさがっているから驚きである。

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洗礼者聖ヨハネはイザヤ書の冒頭を開いているそうだ。ーーCONSOLAMINI(なぐさめよ)が読み取れるという。

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祭壇画を閉じたときに描かれている中心テーマ「お告げをきく聖処女マリア」の部分。壁龕の棚に本が平置きされているのが注意をひく。真珠の飾りはここにも見られる。ほぼ同時期にイタリアで描かれたフラ・アンジェリコの「受胎告知」と比べてみるとおもしろい。

フラ・アンジェリコの「Annunciazione」
http://sumus.exblog.jp/14600977

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同じく「預言者ミケア」部分。預言者も栞代わりの紙を挟むのか。なお、ここに描かれている書物はすべて写本。ゲントは教会分裂時代にはローマを支持しつづけ、ゲントの学者はパリ大学の系統に属していたという。この祭壇画と同じ頃にルーヴェン大学が創設され、ゲントの司祭たちも何人かはそこに籍を置いていた。写本活動も盛んだったようだ。そういった背景があって多くの書物が描き込まれているわけである。
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by sumus_co | 2011-04-14 21:49 | 読む人