さんちかの古本即売会へ。先にロードス書房をのぞいたところ、ご主人とつい長話になって、元町方面へ回る余裕がなくなった、またいずれ。ロードスさんでは小田嶽夫『紫禁城の人』(墨水書房、一九四一年、装釘=千原道彦)を155円で。さんぱるでは木谷蓬吟『文楽史』(全国書房、一九四三年)、清水雅『書斎のたわごと』(梅田書房、一九五一年、装幀=土岐国彦)を各500円でゲット。梅田書房は山内金三郎の書店・出版社、梅田の阪急ビル内にあった。
知人宅で花火を見る。去年もおじゃました。そこのリビングで日経新聞を見ていたナベツマが「古本の記事があるわよ、知ってる人?」と。古書現世の向井氏だった。
「いらない本、高く売れる場所どこなの/値踏みの差、傾向読めた」という記事。ブックオフ、神保町、古書現世、ネットオークションを書名別に買い取り価格を一覧表にしてある。岡崎氏もコメントしている。古本レベルは低いものの、五センチのヒールを履いた中村結記者が、本を入れた紙袋四つ(二十五キロ)を持ってかけずりまわっただけにけっこういい記事になっていると思った。