京都市左京区、京大前、百万遍知恩寺で開かれる「古本供養と青空古本市」の初日。神田では雨にたたられたので、ちょっと奮起せねばと(?)開始前に到着。臨川書店の臨戦態勢はよって例のごとし。百円均一コーナーが閑散とするくらい人が集まっている。ブルーシートが開く瞬間。殺気立っている。
さきほどMさんからも収穫メールが入った。
《手短にご報告します。
百円均一では、「可能性の文学」昭和23年3版カバー背欠、「其国其俗記」木下杢太郎初版箱天欠本冊背痛、「嫁を探しに」麻生豊現代ユウモア全集17函、「土」長塚節昭和13年48版中川一政装函。竹岡書店3冊五百円では、「死者の奢り」昭和34年8版カバー、「神聖受胎」澁澤龍彦1962年初版裸本、「人間天国」福原麟太郎裸本、「星の神話伝説集成」野尻抱影裸本、「太平洋戦争日記1,2」伊藤整函。問題の臨川では「無頼の墓碑銘」竹中労カバー300円だけ買いました。事前に見た赤尾さんの3冊五百円(透明ビニールシート)にいい本があったように思うのですが、百円、竹岡の後に行くと何も残っていませんでした。》
境内のカリン(クワリン、花梨、唐梨)が青空に輝いていた。
花梨を見上る紙魚や靴の塵