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林蘊蓄斎の文画な日々
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文章倶楽部 第六年第三号

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『文章倶楽部』第六年第三号(新潮社、一九二一年三月一日)の「文壇風聞記」より、加能作次郎(左端)が島村抱月の「芸術座」の旗揚げ興行「モンナワンナ」(メエテルリンク作)で兵士に扮している姿を写した珍しい写真。ということは大正二年か。周辺が破られているのは、水守亀之助が酔っぱらって引きちぎったそうだ。

《加能作次郎氏は平常は非常に温厚な、物静かな人だが、酔払ふと、なかなか陽気になつて、近頃文壇では有名なチロリ節といふやつを歌ひ出す。チロリ節といふのは、会津東山の盆踊り歌で、「菫摘む子に野の路問へば蝶の行方を花を指す」といふやうな歌に、「チチチチリチロリ」といふやうな笛の音の相の手が入るので、一寸野趣がある》

また巻頭には加能作次郎の「お君」という小説が掲載されている。郷里から東京へ戻るときに、家出する妹の女友達を同道するという話。他に鍋井克之、宇野浩二、室生犀星らの寄稿もあるが、雑誌の半分以上は投稿作品で占められている。

÷

コープでリンゴを買う。紅玉サンつがる。紅玉の傷み出したものを一袋いくらで売っていた。その傷みかげんが絵になりそうだと思ったのだ。持ち帰って袋を開けるとアトリエに甘酸っぱい香りが充満した。

爽やかや紅濃き玉の斑傷
by sumus_co | 2007-10-23 21:21 | 古書日録
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