林蘊蓄斎の文画な日々
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初等日本語読本

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昨日、下鴨の萩書房五冊500円コーナーにて。『初等日本語読本巻一』(南満洲教育会教科書編輯部、一九三七年改訂初版)。南満洲鉄道株式会社図書印(昭和12.4.30)と公主嶺公学校の受付印(昭和12.5.2)がある。公学校は日本人以外の植民地住民のためのもの。全八巻、初版は大正十二〜昭和二年。毎頁イラスト付きでこういうふうに始まっている。

メ。
ハナ。

クチ。
ミミ。

カオ。
アタマ。

コドモ ガ
イマス。
イヌ ガ
イマス。

[略]

コレ ワ
クツ デス。
コレ ワ
オオサン ノ
クツ デス。

÷

午前中は二階で絵の仕事。が、だんだん暑くなってきて、十一時前には一階の書斎へ移動。ここにはエアコンがある。頼まれている原稿を書こうとするのだが、珍しく書きあぐねる。玄関脇の水道を使って屋根や植木に撒水する。あっという間に乾いてしまう。

÷

別の方よりいただいた『古本屋を怒らせる方法』の感想をまたしても少々引用。

《早速、一読させてもらいましたが、林さんの知らない一面を、自伝を読むように、知りました。ご郷里(「高松の底力」)のこと、ご結婚された当初(「阿佐ヶ谷」)のことなどから著者の像がふくらんで行きました。私が編集者ならば自伝を主にして、古書を語るような一本をさらにお願いすると思います》

いやあ、さすがに自伝は……。小出しにしてるからいいんじゃないでしょうかね。丁寧に読んでくださったことに感謝です。

÷

暑さのためカップめんが売れているらしい。こちらも夕食は外にしようと日が落ちそうになってからラトナカフェへ出かけた。道中、警官が道々に立っており、何か事件でもあったのか、と不思議に思ったら、五山の送り火があるのだ。帰途、ちょうど点火の時間となり、車窓から「大」の文字が見えた。助手席のナベツマが撮った写真では何がなんだか分からないのだけども……。

つらきことことさら軽く大文字

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by sumus_co | 2007-08-16 22:44 | 古書日録
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