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詩歌年刊歌集第三輯

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辛抱たまらず朝から下鴨へ出かける。初日のように人も多くなし、急くこともなくぶらぶら見て回れた。古本ソムリエに遭遇。皆勤賞ですか? 吉本海鯛先生(『古本屋を怒らせる方法』参照)にお会いしたので昨日紹介した「山田珠樹旧蔵書」という書き入れについてうかがうと、某大学教授の蔵書が業者の市場にまとめて出たものの一部であるとのお教えをいただいた。

百円均一テントで落ち穂拾い。前田洋三編『詩歌年刊歌集第三輯』(白日社、一九三六年、装幀=恩地孝四郎)。傷んでいるが個人的には許せる範囲内。中井書房が500円均一をもう100円均一に値下げしたのでじっくり探す。まずは久々の吉岡実装幀本を発見、『飯島耕一詩集I』(山梨シルクセンター出版部、一九七一年)。後にこの版元はサンリオとして知られるようになる。金子光晴ら執筆の月報付き。2は出ていないようだ(?)。

それから北園克衛装幀の村野四郎『今日の詩論』(宝文館、一九五三年再)、カバー付き。昔、持っていたのだが、人にあげてしまい、それ以来なかなか出会わなかった。ネットで買うほどでもないしねえ。さすが洒落たデザインだ。カバーを剥いでも図案はまったく同じ。

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何人かの知り合いの店主に聞くと、晴天がつづいている割には例年並みの売上げだという。ここ七年ぐらいの間に購買の中心だった層が売りに転じた(蔵書の処分を始めた)こともその原因のひとつではないかとのこと。その人達は本をほんとうにしっかり読むので、買い取りに出向いても、書き込みや線引きがどの本にもびっしり入っていて、古書としては商品になりにくいという。本にとっては本望なのかも知れないが。

青葉透く他人の空の晴れぐあひ

÷

さる方より『古本屋を怒らせる方法』の感想を頂戴したので、恥ずかしながら一部を引用させていただく。もったいないお言葉に感謝です。

《敗戦記念日の早朝、『古本屋を怒らせる方法』読了。まさに記念すべき読書体験となりましたこと、感謝申し上げます。
何が刻みこまれたといえば、あとがきの最後の四行です。
本から人さらに人から本へと重層する出遭いのゆかしさを、ちょうど永井龍男の「秋」を味わうが如く堪能できました。ご承知の通り「秋」では、死者と生者の淡い交歓が描かれていましたが、ご高著においても、同じように綴られ、驚愕致しました。》
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by sumus_co | 2007-08-15 21:24 | 古書日録
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