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林蘊蓄斎の文画な日々
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花の素顔


舟橋聖一『花の素顔』(河出新書、一九五五年、カバー装幀=佐野繁次郎)。ヨシケン氏より神奈川県立近代美術館葉山で行われた「佐野繁次郎と佐伯祐三をめぐって」という鹿海信也(しかうみ・のぶや)氏と橋秀文氏の座談の内容メモが、この本とともに届いた。多謝。

なかでも佐野家の家系図は興味深い。佐野繁次郎の祖父・佐野権四郎には三人の娘(たね・まつ・しな)があり、三女しな(繁次郎の母)が婿養子をとって佐野家を継いだ。次女は二代・鹿海文助(鹿海信也氏の祖父)に嫁ぎ、文助の五女すゑが繁次郎の妻となっている。いとこ同士の結婚である。なお鹿海家は横光利一の新聞小説「家族会議」の舞台となったそうだ(挿絵は佐野繁次郎)。

長女たねは山川家に嫁ぎ、たねの娘が白川朋吉と結婚している。白川は明治六年香川県生れ。東京法学院(中央大学の前身)を出て大阪で弁護士事務所を開く。大阪弁護士会長、大阪市会議長、戦後は関西大学の理事長、阪堺電鉄社長などを務め、大阪市最初の名誉市民となった人物。白川は佐伯祐三の二度目の渡仏を援助をした。

白川の息子が山川清(洋画家、山川家へ養子)で、佐伯と同じ北野中学(佐伯は三十期、山川は三十四期)出身。その頃の北野には、梶井基次郎(三十二期)、生島遼一(三十五期)、吉原治良(三十六期)などもいた。

÷

本日はアトリエの壁面などを汚さないように布で被ってしまおうと思って、千本通りの無印良品へ。フラットシーツを代用しようというわけだが、ボックスシーツばかりしかなく、シングル用一枚をやっと買っただけ。とりあえずこれ一枚を使って様子をみることに。もうぼちぼち絵の仕事も再開しないと……。
by sumus_co | 2007-05-22 22:07 | 佐野繁次郎資料 | Trackback | Comments(0)
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