地蔵の回りに巡らされたモチノキの垣根。白っぽい花が咲いている。今日、樹木の剪定がすべて終わって、きれいさっぱり。笹も切り払われて風通しがよくなった。
慣れない家で困ること。いたるところで頭をぶつけること。身長175cm。古い家の鴨居が172cmていどなので、ちょうどぶつかりごろなのである。台所とダイニングを区切っている鴨居が白っぽいグレーに塗られていて目立たないため、もうかれこれ四度はぶつかった。トイレの入口の柱に金属の大きな支え金具が付いていて、何故ここにあるのかまったく理解できない異形の付属品なのだが、明るいうちはスイとよけられるものの、夜などはついゴツンとやってしまう。コブだらけ。
本の整理を始めるも、一向にはかどらない。写真の新書棚の他に文庫本棚を一本作ったものの、他は例によってダンボールに詰めたまま並べ替えるだけなのだが。力が入らない。100箱ていどでこのざまだ。岡崎氏など何万冊もあったようだから、想像を絶する作業だったろう……。
そんなときに某氏から小生の架蔵しているある本の表紙を図版に使いたいという電話があった。たしかに持っている。しかし何と間の悪い。どこにあるんだ? ロシアン・ルーレットよろしく目星をつけて開くも見当たらず、これを三回繰り返して、なんとか発見。やれやれ。こんなことがしばらく続くかと思うと憂鬱になる。[なお電話番号は変更なしです。転居通知はもうすこし落ち着いてから出しますので悪しからずご了承ください]