林蘊蓄斎の文画な日々
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口中に模型つくりか冬日さす

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柴田宵曲『明治の話題』(ちくま学芸文庫、二〇〇六年、装幀=間村俊一)を某氏よりいただく。元本は青蛙房、一九六二年。明治の話は興味が尽きない。東京は暗かった。なんだかちくま学芸は一時の中公文庫のようになってきた。

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11月3日、ペリカン書房品川力(しながわ・つとむ)氏が亡くなられた。102歳。伝説の古書店主であった。「メールマガジン日本の古本屋」では追悼特集が組まれており、下記のURLから全文を読む事が出来る。青木正美(青木書店)、上笙一郎(児童文化研究者)、紅野敏郎(早稲田大学名誉教授)、堀切利高(平民社資料センター代表)、八木福次郎(日本古書通信社)各氏が執筆。

http://www.kosho.ne.jp/~yomimono/tokushu/pelican/aoki.htm

品川氏は三冊の著書を出しておられるようだが、『本豪・落第横町』(青英舎、一九八四年)しか読んでいない。これは索引の重要性を認識したという一点で忘れがたい書物である。

ちなみに柴田宵曲は一八九七年生まれの一九六六年歿。もし健在なら109歳、ということは品川氏と七つしか違わないのだ。

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小寺謙吉『寶石本わすれなぐさ』(西澤書店、一九八〇年)を某氏より頂戴する。児玉花外『社会主義詩集』、ダイヤモンド本『わすれなぐさ』、春江・青児薔薇画入『ルウベンスの偽画』を追い求める執念のレポートだ。これを読んでいれば、『文字力100』の野田書房の項目はもっといろいろ書けたなあと思う。

『ユリイカ』特集・古書の博物誌(青土社、一九九七年六月)のコピーも同封されていた。青猫書房阿部秀悦氏による「書狼伝説」。この文章は読んでいた。とても強く印象に残っていたが、主人公が小寺謙吉だということがすぐにピンとこなかった。いやはやコレクター魂もここまで来ると、何をか謂はんやである。

天下一本の稀覯書を求めて止まない小寺氏と、あくまで雑本を生かそうとする品川氏。いや、雑本というのは当たらないかもしれない。探している人にとっては宝石にもなるのだ。だから古本は面白い。

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樽屋日誌に山本六三氏の思い出が書かれている。

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先日の抜歯のときに虫歯を発見され、今日、削られて帰った。セメダイン臭のする仮の詰物を入れられた。
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by sumus_co | 2006-12-07 20:33 | 古書日録
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