林蘊蓄斎の文画な日々
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某氏より富士川英郎『續々・思出の記』(一九九三年)をいただく。「珈琲一杯飲む間に読めるわりには仲々です」というメモがあったが、その通り、なかなか読ませる履歴書である。富士川が岡山の第六高等学校へ教師として赴任するところから執筆時八十三歳までの回想。久しぶりに「はせがわ」登場。昭和十四年夏のこと。西村君は西村孝次。

《「批評」の同人会が東京の銀座の「長谷川」という小料理屋の二階で開かれたとき、私は西村君以外の同人諸君とはじめて識ったが、その鋭い眼をぎょろつかせながら、二階の部屋までの階段をゆっくり昇ってきた伊藤信吉氏や、白い夏服を着て、大きな声で談論風発、時おり高笑いをしていた吉田健一氏、もの静かな調子で、諄々として語っていた山本健吉氏の姿が、いまでも私の眼底に彷彿して浮んでくるのである》

書肆アクセスさんよりフェアーの冊子届く。同じ荷物のなかに『タワー 内藤多仲と三塔物語』(INAX出版、二〇〇六年)が同封されていた。東京タワー、二代目通天閣、名古屋テレビ塔の構造設計をしたのが内藤多仲。それだけじゃない、札幌テレビ塔、別府タワー、博多ポートタワーも合わせて六兄弟なんだそうだ。他にも歌舞伎座、おばけ煙突(東京電灯千住火力発電所)、早稲田大学大隈記念講堂などなどの構造設計を担当している。すごい人だ。

検印紙、今日は鳥と蜂。
中村古峡『    』大東出版社、一九三六年六版
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丹羽文雄『陶画夫人』六興出版部、一九四六年
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松村英一『改選現代短歌用語辞典』素人社書屋、一九三二年
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野田高梧『シナリオ方法論』シナリオ社、一九四八年
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寺田寅彦『橡の実』小山書店、一九四二年八刷
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by sumus_co | 2006-06-22 20:28 | 古書日録
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