林蘊蓄斎の文画な日々
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蕺草の心臓騒がす白さかな

蕺草(どくだみ)

《毒痛ノ意カト云フ》《葉ハ互生シ、円ク尖リテ厚ク、甚ダ臭気アリ》『言海縮刷』第二版、一九〇四年

《「だみ」はいろどる意の雅語の動詞「だむ」の名詞形》《葉の形はサツマイモに似ていて、暗紫色。いやなにおいがする》『新明解国語辞典』第四版、一九九二年

《毒を矯める・止める、の意》《葉は心臓形で一種の悪臭をもつ》『広辞苑』第四版、一九九一年

語源がまちまちなのが面白い。しんかいさんの《葉が暗紫色》というのは? 葉の縁取りが暗紫色ではあるが。また、陶磁器の産地有田では「だみ(濃)」というのは染付(コバルト、青花)で広い範囲を塗りつぶすことである。いずれにせよ、好きな花。

Mさんより古書メール。
《昨日は大阪の古書店をいくつか回りました。地下鉄恵美須町にある店は行くたびにシャッターが下りていたのですが、昨日は開いていました。未所持の上林暁を2冊と日野草城の『青芝』を買いました。後者のカバーは、どうも後からつけられたものみたいです。本来は函のようですから。合せて2300円。
「あぶらとり一枚もらふ薄暑かな」
現在あるネットオークションに「ARE1〜7+SUMUS創刊号他」が24800円で出ています。ご存知でした?》

し、知りませんでした。今、いろいろ検索してみましたが、いったいどこのオークションでしょうか? と書いたところすぐに某氏よりご教示あり。楽天フリマだった。出品者の註によれば、『sumus』創刊号の三月書房インタビューは『京都TOMORROW』2巻15号(1995年2月)のパクリだそうだ、知らなかった(!)。

水島爾保布のイラストが見事な谷崎潤一郎『人魚の嘆き・魔術師』(中公文庫、一九八九年八版)。
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by sumus_co | 2006-06-11 20:51 | 古書日録
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