この奇態な飾窓の古書店はヴィヴィエンヌ通り六番地の「Gribaudo Joseph」。店内には古地図なども飾られ、高級そうな雰囲気だが、表の均一コーナーがいかにも小生好みだった。有名なパッサージュ、ギャルリー・ヴィヴィエンヌの西側の入口にある。以前、この均一はなかったように思ったが、勘違いか、たまたま休みだったのかもしれない。十八世紀の本で傷んだ端本が2ユーロとか、そういう京都の水明洞のようなノリだった。パリ在住なら巡回コースに入れること間違いなし。
この二枚の写真は十区のフォーブール・サンドニ通りにある
「Julhès」(発音はたしかめてないですが、ジュレでしょうか)という食料品店の店頭と店内の棚。ニッカとサントリーのウィスキーがずらり並んでいてビックリ。最近、日本酒(sake)が人気と聞いていたが、ウィスキーも日本ブランドの良さが知られるようになっているそうだ。
この店はメトロ駅ではシャトー・ドとストラスブール・サンドニの中間になり、あるパリ在住の日本人の方は決して近付かないと言っておられたが、たしかに人種混交の地域である。われわれもクルド・サンドイッチを食べるために訪れた。
『今度は「クルド料理」に挑戦!』
http://madame100g.exblog.jp/20629249/
その二軒となりくらいに、かなりハイソな「Julhès」があったので、鼻の利く妻はクンクンと店内に導かれて、ウィスキーは買わないものの、ジャムやその他の食品を買っていた。フロマジュリー(チーズ商)でもある。