以前にも紹介して、あまり新味はないが、やはりジョルジュ・ブラッサンス公園の古本市参りは欠かせない。今回はサッと軽く見て回ろうという心づもりで出かけた、ところがやはり、本を前にすると、ついつい足が止まり、手が伸びる。いかん、いかん。ということでかろうじて、視察ししましたというくらいの感じで通り過ぎた。財布と時間をたっぷり用意して一日楽しむのがベスト。とは分かっていても、いろいろ考えることもあって、なかなか難しい。
ポルト・ド・ヴァンヴの蚤の市がブラッサンス公園から歩いて五分くらいのところに立っている(これも以前紹介した)。クリニャンクールより規模は小さいが、歩きやすく見やすくて、品物の質も全体にまずまずのレベル保っている。とは言え、本当に種々雑多な内容で、どうしてこんなものをといぶかしく思うオブジェも数々陳列されている。ここは以前訪れたときよりも楽しんで見られた。
古書を並べている店も多い。パリのある古本屋さんは毎週早朝(六時半と言っていた)にこの市を巡回するのを習慣としているそうだ。珍しいものがときとして出てくるからやめられないとか。