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湊川橋梁

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中原淳一の記事とともに「四国の軌跡 近代文化遺産を訪ねて(93)湊川橋梁」(四国新聞、二〇一三年二月八日号)のコピーも頂戴したので紹介しておく。鉄道好きな方も居られるかもしれない(こちらが承知しているだけで若干名おられる)。

《高松市と徳島市を結ぶJR高徳線。
 事の発端は日清戦争後、私設鉄道のブームに湧いた1896(明治29)年。くしくも高松、徳島両地で鉄道運行を計画する2社がほぼ同時に誕生した。》

《[19]25年に高松ー志度、26年に志度ー讃岐津田間が開業。28年に讃岐津田ー引田間、35年に引田から徳島・板野までがつながり、構想から40年近くの時を経て全通を果たした。
 この高徳線のほぼ中間にあり、鉄道開業から往事の姿を保っているのが、湊川橋梁(東かがわ市湊)だ。営業開始前年の27年に完成した。
 要望の強まりで、"想定外"の事業となったのだろうか、橋脚は簡素なコンクリート造り。当時の国有鉄道の標準設計ではあるが、同時期の橋梁はレンガ造りなど風情あるものが少なくないだけに少し寂しい。橋桁にしても明治時代に名古屋ー四日市間で使われていたものを改造して移設したというから驚きだ。
 ただ、その姿が一度も失われることなく、今もまだ現役であることがこの橋梁の価値を高める。》

《そのシンプルな造りは鉄道写真の愛好家にとって「車輪部分までしっかり見渡せる絶好の撮影ポイント」という話も。現在の一日当たりの運行本数は84本。雨の日も風の日も、昭和初期に造られた橋脚を渡って列車が走り続けている。》

記者氏は煉瓦でなくコンクリートで造られていることを嘆いているが、おそらく昭和二年のコンクリートはまだ斬新な材料だったのではないだろうか。関東大震災で煉瓦の建物が地震に対していかにもろいかがはっきりした。そのためコンクリートの使用が急速に普及した、というような理由があるように思われる。

最初のカラー写真は小生が撮影したもの。この橋は絵になるんじゃないかな、と思って撮っておいた。まだ絵にはなっていないが。

  *

『BOOK5』7号(トマソン社、二〇一三年五月一七日)を頂戴した。特集・独占! 女の30代。真治彩「本さえあれば、とは思いませんが、本がなかったら、とは思う毎日です」が良かった。貸本喫茶ちょうちょぼっこが閉店となった具体的な事情までは分からないものの、かなりその辺りの空気を感じさせてくれる。真治さんにはもっと長い文章を書いてほしいな、と思った。

他に目にとまったのはやはり古本ネタである。「せどりしようZ!」第三回(無署名)。話題の(って、もうとっくに話題じゃなくなってしまいましたが)村上春樹関連のセドリ情報。古本の世界は深いねえ。もうひとつは、昨年上京したときに東京の古書店主たちから噂を聞いていた大型新人、古書赤いドリルの那須太一「なんてひどい店なんだ」第6回「ここは静かな最前線」。下北沢の店舗(すごくユニークな店だったらしい)が立ち行かなくなって、新しい事務所を多摩川を渡ってすぐのところに開いたという話。《非公然アジトを拠点にもっともっと先鋭化できると思うと自らの展開が楽しみでならない。これからは遊撃戦を斗おう》……古本の話ですね、もちろん。

トマソン社
http://tomasonsha.com

  *

『雲遊天下』113(ビレッジブレス、二〇一三年五月一日) 特集・夜が短い あべのぼる詩集 アズミインタビュー。あべのぼる詩集が良かった。

雲遊天下
http://www.village-press.net/?pid=58773395
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by sumus_co | 2013-05-23 20:59 | うどん県あれこれ
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