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林蘊蓄斎の文画な日々
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定本古本泣き笑い日記 東京堂書店1位

定本古本泣き笑い日記 東京堂書店1位_b0081843_14563063.jpg

東京堂書店 Ranking : ベストセラー 第一位(1月9日調べ)
http://www.tokyodoshoten.co.jp


定本古本泣き笑い日記
山本善行/著
出版社名 : みずのわ出版
出版年月 :2012年12月
ISBNコード :978-4-86426-016-9
(4-86426-016-8)
税込価格 :2,835円
頁数・縦 : 395P 19cm
 

ギャラリー島田の島田誠さんがメールマガジンに『定本古本泣き笑い日記』の感想を書いてくださいました。うれしいので無断で引用させてもらいます。

《蝙蝠日記

枕元に積みあがった本から、ひょいと取り出したのが、「定本 古本泣き笑い日記」
著者は山本善行。またしても、みずのわ出版、装丁は林哲夫。
この種の本としては贅沢な造本である。(393P 上製本 2700円+税)
柳原一徳(社長)の押し売り本で、もったいないので、読めそうなものは読む。
押し売られても、なかなか読めないものもある。
昨年6月の「吉田得子日記―時代を駆ける」などは上下2段組み661P。
定価10,000+税である。
もったいない心でも、なかなか読めそうもない。くやしい。



同じ日記でも「古本」は面白そうだと、読み始めたら、やたらと笑える。
知人も様々に登場する。
ぼくは、新刊本主義だ。なぜなら新刊本店主だったから。
安いという理由で古書に行くことを禁じてきた。
でも「古書」の楽しみは奥が深くて、嵌(はま)ると(天国と)地獄だろう。
でも「100円均一台」とか、300円とかで蒐集を続け、知の円環を拡大し、縁も
文も練達し、仕事としても成立させていく愛書狂の生態は興味深々である。
うらやましい。
でも、くやしいけど。やはり古書からは遁走しておきたい。



読みたい本は山積なのに、林哲夫さんを読み返したくなってしまった。
「古本スケッチ帳」「古本デッサン帳」(ともに青弓社)「文字力100」(みずのわ)
そこで、前に読み飛ばして気がつかなかった、自らの膝を打つ、文と出合った。
吉岡実の装丁の本質について造本作家、栃折久美子さんが語った言葉として
「アマチュアという言葉を使っても失礼にならないと思うと述べている。
これは正鵠(せいこく)を射る表現だろう。『アマチュア』とは往々にして異端なのである。あるいは独学者の孤高と言い換えられるかもしれない」
林哲夫「古本スケッチ帳」(青弓社)p142
私の全ての歩みは「アマチュア」であり、故に異端であり、ゆえにマイナーであり、類は類を呼び、そうした作家が集まってくるのだ。
断るまでもないがアマチュア amateur は 素人という意味ではない。
純粋に楽しむ精神といったところだろうか。》

ギャラリー島田
http://www.gallery-shimada.com/index.html
by sumus_co | 2013-01-15 21:01 | おすすめ本棚
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