エコッス(スコットランド)通というごく狭くて短い路地のような通り、しかも行き止まり。石壁が古そう。汚れていればなおさらよかったのだが、今のパリはどこもかしこもこんなふうにクリーニングが行き届いている。
サン・ジャック通はソルボンヌの脇を通る。哲学書店ヴラン(J. Vrin)。左隣はケラス出版(
Éditions Kailash)アジア関連書出版。
以前紹介した
ヴィーニュ書店(Librairie Vignes)。ウィンドウだけのぞく。
ヴィーニュの向かいに神秘主義の出版社ビュシエール(
Editions Bussière)。
マンガ専門書店が並ぶダント通へ。まずラカム(RACKAM)。熱心に見つめるおじさん。
パルプズ・コミックス(
pulp's comics)。日本のマンガ(manga で通じる)もいろいろ見えていた。
アアアプーム・バプーム(
AAAPOUM BAPOUM)。
地図や旅行・地理書の専門店ル・バイユ(
Le Bail)。
メートル・アルベールという小路。写真左手に貴重書や自筆もののマーキュリーの眼書店(
L'OEIL DE MERCURE)。斜め向かいにダニの世界(
LE MONDE EN "TIQUE")という出版社の書店がある。アン・ティク(EN "TIQUE")とアンティーク(antique)の駄洒落か?(ル・モンド・アンティークなら「古代世界」)。
この後、すごものを見てしまった。酔っ払いのボヘミヤン(たぶん)が路上でスボンを脱ぎ始めた。何をするのかと一瞬を立ち止まると、やおらズボンを脱ぎ捨て、下半身を露にしておしっこをしはじめた。パリは公衆トイレが少ないからね、気持ちは分かるが、まだ昼日中。堂々たるもの。路上に置いたプラスチックのケースに溜めようとしているらしかったが、まったく狙いははずれて道路にジャアジャアジャア…。
トゥールネル河岸のブキニスト。十一月の平日ともなると、すべての箱が開いているわけではないようだ。閑散とした風情もよいもの。
トゥールネル橋を渡る。こんなところでも本を売っている。おじさん、なぜかアロハシャツ。この日はけっこう冷えたんですけど。
ノートルダム寺院を望む。世界の中心に立って愛を叫ぶという感じ(は、は)。アロハのおじさんはこの景色を背にして本を売っておられるのじゃ。ありがたや。