サンシュルピス広場の南西角を南下。まず宗教書のラ・プロキュール書店(
Librarie La Procure)。創業は一八九八年(明治三十一年)、メヂエール通の現在地には一九一九年に移転した。
新・古書店であり歴史書の出版も行うピカール書店(
PICARD Editions - Librairie)整然とした飾り窓の本の並びに見とれる。
こちらは古本屋然としたアルジャンス(Librarie d'Argence)。
またまた見つけた柴犬を連れたパリジャン、いやパリジャンに連れられた柴犬。リュクサンブール公園西側の道。ギュヌメール通。
貴重書のジロー・バダン(
Librairie Giraud-Badin)。
その向かいにアルド(
ALDE )。高級そうな店ばかり。
すばらしく繁盛している古書店! ではなく、近所のリセが下校時間になって学生がたまっているだけ。「古書」とのみ看板を掲げているフィリップ・アンジェール(INGERT)。ちゃんとした本屋である。
ヴォジラール通のル・ポン・トラヴェルセ(Le pont traversé)。情報を探しているとこんなプレヴェーエルのファン・サイトを見つけた。「
sur les traces de Jacques Prévert à Paris」、この記事によればプレヴェールの写真にひかれてこの書店に入ったという。創業者ベアリュ(Marcel Béalu)はマックス・ジャコブの友人で、シュールレアリストに関係の深い書店らしくジャン・ポランとも近かったようだ。本の並べ方もシュール? ただ、見ての通り、ちょうど工事中だった。