今回はパリ市内の古書店と新刊書店(古書と新刊の両方を扱っているところも多い)、合計230店舗ほど廻った。廻ったといっても店の在処を確かめたというくらいの意味で中に入ったのはごくわずか。よってパリ市内の書店の外観がどんなものかはだいたい分かった。あらかじめネットからリストアップしてあったのは500弱だが、実店舗を持たない住所だけの書店(ようするに自宅でネット販売のみ)や閉店していたところも少なからずあった。
一番初めの古本屋はアルシーヴ書店(
LIBRAIRIE DES ARCHIVES)。美術書専門で、ここは前からあるのは知っていた。美術書は重くてたいていは高額なので食指は動かないけれど、ファッサードの造りは渋くて好きだ。書店になる以前の看板(帽子屋?)を残してあるのがミソ。
九月にパリ古本ツアーを決行した「権」さんが教えてくれた新刊書店。イナージ(
Librairie Ignazi)。さすがカッコいいです。
サン・ポール(Saint-Paul)というのはこの地図の赤丸のあたり。ヨーロッパ写真館も同じ地域、イナージ書店の近くにある。