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なんだかペーパーバックでコメントが盛り上がったので本日もつづける。George Orwell『1984』(Penguin Books, 1977、ペンギン初版1954、元版1949)。表紙写真は Humphrey Sutton。

マイケル・ラドフォード監督の映画「1984」(1985)は観た記憶がないが、その主題歌(?)ユーリズミックスの「1984」は耳に残っている。映画ではテリー・ギリアム監督の「未来世紀ブラジル」(1985)が巧みにカフカ風味の『1984』的世界を再現していると思った。当ブログではこれまで『1984』に二度ほど言及している。

オーウェル『1984』初版本
http://sumus.exblog.jp/9339809

『1984』Signet Classic, 1983
http://sumus.exblog.jp/7536659


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Anthony Burgess『A Clockwork Orange』(Penguin Books, 1980、ペンギン初版1972、元版1962)。こちらも『1984』の影響をこうむったとされるスタンリー・キューブリックの「時計じかけのオレンジ」(1971、日本公開は1972)はほんとに変な映画だと思った。美術系高校生にとっては映画のポスターがきわめて印象的だった。かなり大がかりなパブリシティだったような気がするのだがペイしたのだろうか。最近見直して、さすがキューブリックと感じた。ロジェ・バデムがジェーン・フォンダで撮った「バーバレラ」(1968)とともに見直して良かった映画に数えられる。検索してみると、現在はペンギン・モダーン・クラシックスに入って表紙はミルク(?)の入ったコップに変っている。


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J.D.Salinger『Nine Stories』(BANTAM BOOKS, 1966、バンタムブックス初版1964、元版1953)。日本版『ナイン・ストーリーズ』などの新潮文庫の表紙はビー玉をばらまいたような水玉模様。けっこう好きだった。


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Carlos Castaneda『The Teachings of Don Juan: A Yaqui Way of Knowledge』(POCKET BOOK, 1974、ポケットブック初版1974、元版1968)。表紙イラストレーションは Roger Hane。邦訳『呪術ドン・ファンの教え : ヤキ族の知』(後に『呪術師と私 - ドン・ファンの教え』、真崎義博訳、二見書房、一九七二年)で興味深く呼んだ覚えがある。要するに幻覚剤本。よく売れたに相違なく、カスタネダの書物は次々に刊行された(三部作どころか、十冊くらい出ている)。奥成達さんの『ドラッグに関する正しい読み方』(大村書店、一九九一年)には

《『ドン・ファンの教え』の原著は一九六八年に刊行されてヒッピーたちの愛読書の一つとなったものだから、ヨガや瞑想などの精神世界に傾倒していたビートルズの面々もきっと愛読していたことだろう。しかし、あの『サージェント・ペッパー』が発売されたのは一九六七年六月のことであり》

などと記されている。
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by sumus_co | 2011-03-07 20:59 | 古書日録
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